出版社内容情報
「では、さようなら、麗しの貴婦人よ」----
トロイ戦争を舞台とした
抒情豊かな悲恋の物語詩
『カンタベリー物語』で知られる
中世イギリスの詩人ジェフリー・チョーサーが、
ギリシアのトロイ戦争に想を得て完成させた物語詩。
戦争に翻弄された男女の恋を、
深い心理洞察を織り交ぜながら抒情豊かに詠いあげ、
シェイクスピア劇の元ともなった作品。
物語に関連する事項や神話などの理解を助ける図版、多数掲載。
内容説明
ボッカッチョの『フィロストラート』(恋の虜)などさまざまに語り継がれてきたトロイア物語を、『カンタベリー物語』で知られる中世イギリスの詩人ジェフリー・チョーサーが叙情豊かに謳い上げる物語詩。戦争に翻弄された若き男女の哀しき恋と運命が、深い心理洞察を織り交ぜながら展開される。シェイクスピア劇の元ともなった古典的名作。
目次
第一の書
第二の書
第三の書
第四の書
第五の書
著者等紹介
チョーサー,ジェフリー[チョーサー,ジェフリー] [Chaucer,Geoffrey]
1343?~1400。詩人。ロンドンの豪商の家に生まれ、外交官、税関の監査官としても活躍。『カンタベリー物語』、『公爵夫人の書』、『誉れの宮』、『百鳥の集い』などを著し、“イギリス詩の父”と讃えられている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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