内容説明
歴史的な南北首脳会談と米朝首脳会談を、私たちはどうとらえ、向き合うのか。東アジアに平和を生み出すために、市民社会の側から考える。
目次
序章 私たちは朝鮮半島とどのような関係を築いてきたのか―顔の見える議論のために(それぞれのバックグラウンド、関心;植民地支配の認識が抜けていた私たち ほか)
第1章 南北・米朝首脳会談と日本人(この日本の落差は何なのか?;在日コリアンからみた日本の戦後 ほか)
第2章 国家、ナショナリズム―市民との切れない関係の中で(米朝会談の評価―朝鮮籍の立場から;日本では市民運動もナショナリズムと結びついてきたのではないか ほか)
第3章 東アジアの平和と朝鮮半島、日本市民の役割―日本は朝鮮半島とどのような関係を築いていくのか(邪悪と刷り込まれた北朝鮮とのオルタナティブ外交政策を出せなかった日本のリベラル;韓国の新自由主義の問題と統一政策の性格の変化 ほか)
著者等紹介
内海愛子[ウツミアイコ]
1941年東京生まれ。大阪経済法科大学特任教授
中野晃一[ナカノコウイチ]
1970年東京生まれ。上智大学国際教養学部教授
李泳釆[イヨンチェ]
1971年韓国生まれ。恵泉女学園大学教授
鄭栄桓[チョンヨンファン]
1980年千葉県生まれ。明治学院大学教養教育センター教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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