出版社内容情報
これまで言及されることが少なかった
『失われた時を求めて』に描かれた父親像を、
プルーストの「書き方」(エクリチュール)に隠された、
登場人物たちの
ユダヤ性、
母親と語り手の関係との対比、
「アブラハム」に喩えられた父の示す意味から
読み解く!
プルーストは否定と肯定を繰り返す蛇行した文体のなかで、
父親と語り手の関係を如何に描き、
読者に何を伝えようとしていたのか。
丁寧なテキスト読解と調査による文芸評論!
【主な目次】
はじめに
序章
1 プルーストにおける父親研究の視点
2 先行研究と本書の視点
第1章 エクリチュールの二重性とユダヤ性
1 はじめに
2 プルーストの父親
3 父親とアブラハム
4 「ジグザグに曲がる道」とエクリチュール
5 スワン
6 母親 ??着替えの劇の舞台
7 マドレーヌ体験
8 むすび
第2章 父親の絶対性
1 はじめに
2 父親の「原則(principes)」
3 アブラハムの仕草
4 父親の赦し
5 母親の死
6 版画とエクリチュール
7 むすび
第3章 父と子
1 はじめに
2 「途方もない(extraordinaire)」ものとの遭遇
3 父親の死
4 「家族小説」と『フランソワ・ル・シャンピ』
5 『フランソワ・ル・シャンピ』と「私生児」
6 自由の獲得
7 むすび
終章
総括
おわりに
星谷 美恵子[ホシヤ ミエコ]
著・文・その他
内容説明
マルセル・プルーストの『失われた時を求めて』に登場する語り手の「父親」は、作品創造に対して如何なる役割を担っていたのか―プルーストのエクリチュールに隠された登場人物たちのユダヤ性、母親と語り手の関係、旧約聖書の「アブラハム」に喩えられた父親の仕草が示す意味を読み解く!フロイトとは異なる視点から、プルーストは父親と語り手の関係を如何に描き、「父親像」をどう捉えていたのか。丁寧なテキスト読解と調査による文芸評論!
目次
序章(プルーストにおける父親研究の視点;先行研究と本書の視点)
第1章 エクリチュールの二重性とユダヤ性(プルーストの父親;父親とアブラハム ほか)
第2章 父親の絶対性(父親の「原則(principes)」
アブラハムの仕草 ほか)
第3章 父と子(「途方もない(extraordinaire)」ものとの遭遇
父親の死 ほか)
著者等紹介
星谷美恵子[ホシヤミエコ]
獨協大学大学院外国語学研究科博士後期課程フランス語学専攻単位取得満期退学。博士(フランス文学)。(株)Atelier M&T代表取締役副社長。フランス文学と織物の文様の研究、建築の三分野に携わる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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