太平洋の精神史―ガリヴァーから『パシフィック・リム』へ

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太平洋の精神史―ガリヴァーから『パシフィック・リム』へ

  • 小野 俊太郎【著】
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  • 彩流社(2018/04発売)
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  • サイズ B6判/ページ数 323p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784779124525
  • NDC分類 902.3
  • Cコード C0090

出版社内容情報

2018年4月、全国公開の映画

『パシフィック・リム: アップライジング』に合わせ、

太平洋のもつ意味合いを概観する文化史!



日米の間に広がる太平洋は、

パシフィック(和平)という幻想によって

作り出されてきたが、

実際には、ヨーロッパの裏側として、

あらゆる汚辱の捨て場所(奴隷、核問題) などの

舞台となってきた。



日米の文学、映画がどのように太平洋を読み解いてきたのか?



とくに、太平洋から怪獣が現れるという設定をもつ

『パシフィック・リム』は、

太平洋を語る場合、多くの問題を孕んでいる。

はじめに 平穏の海(パシフィック)という幻想



第1章 スペインの海からガリヴァーの海へ



第2章 アメリカと奇想の海



第3章 労働と移民の太平洋



第4章 バカンスと楽園幻想



第5章 猿と進化の島



第6章 太平洋を挟んで対峙する



第7章 怪獣たちと戦争の記憶



おわりに 環太平洋的想像力

小野 俊太郎[オノ シュンタロウ]
著・文・その他

内容説明

ヨーロッパの裏側にあり、食人種や奇怪な怪物の棲家として恐れられ、奴隷労働から核兵器までのあらゆる汚辱の舞台となってきた日米の間に広がる太平洋の持つ歴史的、文化史的意味を、文学や映画を通して読み解くトランスパシフィック文化論!

目次

はじめに 「平和の海」という幻想
第1部 平和の海から争乱の海へ(スペインの海からガリヴァーの海へ;アメリカ合衆国と奇想の海;労働と漂流の太平洋;バカンスと楽園幻想)
第2部 太平洋をはさんで対決する(進化と退化の島々―『キング・コング』『ジュラシック・パーク』『地獄の黙示録』;移民と経済戦争―『ダイ・ハード』と『ブラック・レイン』;戦争と怪獣の記憶―ゴジラ映画と『パシフィック・リム』)
おわりに 太平洋をめぐる想像力

著者等紹介

小野俊太郎[オノシュンタロウ]
1959年、札幌生まれ。東京都立大学卒業後、成城大学大学院博士課程中途退学。文芸・文化評論家、成蹊大学、青山学院大学などで教鞭もとる。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

渡邊利道

5
太平洋を舞台にした多様な作品を、地政学的な文化的地層を横断しながらモチーフとモチーフ、イメージとイメージが交錯する虚構の網の目を作り出して行くスピード感のある論考。ガリヴァー旅行記、キャプテン・クック、白鯨、ヴェルヌ、バロウズ、スティーブンソン、モーム、松田聖子、森村系、村上龍、キングコング、ジュラシックパーク、地獄の黙示録、ダイ・ハード、ハワイの夜、ブラック・レイン、垣根涼介、ゴジラ、パシフィック・リム。随所に北杜夫の話が出てくるのが面白かった。2018/09/25

なべさん

2
太平洋が物語的想像力の舞台となるのは、大航海時代以降のことである。そこで描かれるのは、キャプテン・クックの英雄化に付随して見られるような野蛮な未開人の住む島々といったイメージだ。その後、世界史の主役が西洋からアメリカへと移り、太平洋を巡る物語も変化する。白鯨においては労働の現場として描かれ、スティーブンソンやモームの影響で楽園のイメージができ、又はショイルマンのパパラギによる文明批判の役割を背負わされた。これらの作品は歪んだ太平洋像である。私達はもっとサモアなど南太平洋の島々に目を向けるべきなのだ。2019/01/13

takao

0
ふむ2025/03/12

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