出版社内容情報
日本の「プロ野球」誕生前夜!
昭和6年、「日米野球」は東京六大学野球の人気が
あってこそ実現できた。
11月7日の第1戦を皮切りに11月末日まで
計17試合が行われたのだった。
昭和6年夏の第17回全国中等学校優勝野球大会では
中京商業が初優勝。
状況は、日米野球の全日本チーム選出にむけての
ファン投票への呼びかけ、
来日した全米チーム一行への歓迎行事など、
世の中の「日米野球」初戦への期待が高まっていた。
その当時の状況を綿密に調査し臨場感をもって再現、
全試合での選手たちの活躍をできるだけ詳細に掘り起して
記した。試合は神宮球場だけではなく、地方(仙台、
松本、静岡、名古屋、大阪、下関、横浜)でも開催され、
交通手段が限られたなかでの転戦が
いかにハードなものであったかも浮き彫りに……。
昭和6年の「日米野球」を中心に据え、
野球界や社会思潮、文化・ファッションなど、
当時の新聞記事を多数引用し多面的に叙述したものが
本書である。
内容説明
全日本チームのメンバー選出にむけてのファン投票の呼びかけ、全米チームの歓迎行事など、国内での「日米野球」への高揚感、そして選手たちの活躍を詳細に記す。移動手段が限られた時代だったが、試合は神宮球場から地方球場(仙台、前橋、松本、静岡、名古屋、大阪、下関、横浜)を転戦。昭和6(1931)年の「日米野球」を中心に、日本の野球界や社会思潮、文化・ファッションなど新聞記事を引用し多面的に展開。
目次
第1章 昭和初期の野球人気と世相
第2章 日米野球戦前夜
第3章 日米大野球戦
著者等紹介
中西満貴典[ナカニシミキノリ] 
1953年愛知県生まれ。名古屋大学工学部卒業。名古屋大学大学院国際開発研究科博士課程修了。博士(学術)。(株)富士電機製造を経て、愛知県立岡崎高等学校などで教鞭を執る。岐阜市立女子短期大学英語英文学科教授。専門はレトリック批評、記号論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

              
              
              

