出版社内容情報
ヨーロッパ、特にイギリス史の専門家であり、
歌人でもある著者の第二歌集と
ヨーロッパ・インドに関する含蓄のある
歴史的背景に基づく歌紀行!
二部〈外遊紀行〉では、
二回にわたる留学と視察旅行で
印象に残った体験での当時の状況や歴史的背景を
逍遥、またアイルランド民族主義運動についての
歌と歴史を点描する。
著者の研究対象であるジョン・スチャート・ミルに
関してはフランス、アヴィニョンとミル夫妻の墓、
アクトン卿の生地・ナポリ、
さらにドイツのダッハウにあるユダヤ人収容所跡、
ヒトラーの別荘地であったベルヒテスガーデンを見聞。
さらに、ギリシアにおける庶民との触れ合いが描かれる。
インドについては、イギリスの旧植民地を訪ねた
一コマだが、特に印象に残るタージ・マハルに触れる。
なお、ディズレーリ『シビル──二つの国民』では、
英の保守党の大宰相の知られざる一面を明らかにするとともに、
「二つの国民」という概念の由来と歴史的意義を
明らかにする。
内容説明
イギリス史の専門家であり、歌人でもある著者の第二歌集『流水』と歴史的背景に裏打ちされたイギリス、アイルランド、ヨーロッパ大陸、そしてインドの含蓄のある歌紀行!
目次
第1部 歌集『流水』(旅路にて;雑詠;散歩道;わが庭 ほか)
第2部 外遊歌紀行(イギリス;アイルランド;ヨーロッパ大陸歌紀行;インド)
著者等紹介
榮田卓弘[エイダタカヒロ]
1927年東京生まれ。1951年早稲田大学文学部西洋史専修卒業。早稲田大学文学部教授を経て、同大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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