マチルダ

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  • サイズ B6判/ページ数 203p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784779124143
  • NDC分類 933
  • Cコード C0097

出版社内容情報

『フランケンシュタイン』出版の翌年、

メアリー・シェリーが執筆したのは

父と娘の近親相姦を描いた小説だった。





娘に禁断の愛情を抱いた父、またそのような異常な愛を

引き起こし、さらには父を追い詰めてしまった娘、

その両者の激しい苦悶と悲劇が切々と綴られた本作は、

その内容からゴドウィンが原稿を預かったまま返さず、

1959年まで出版されなかった。

『フランケンシュタイン』や『最後のひとり』に次いで

読者を刺激し続けてきた、問題の多い作品の初邦訳!



さらに、シェリーが友人の娘のために執筆し、

その原稿が1997年に初めて見つかった

児童文学的短編小説『モーリス』の本邦初訳も付す。



『フランケンシュタイン』の作家の知られざる問題作!

内容説明

『フランケンシュタイン』出版の翌年、メアリー・シェリーが執筆したのは父と娘の近親相姦を描いた小説だった。娘に禁断の愛情を抱いた父、またそのような異常な愛を引き起こして父を追い詰めた罪悪感を抱く娘、その両者の激しい苦悶と悲劇が切々と綴られた本作は、その内容からゴドウィンが原稿を預かったまま返さず、1959年まで出版されなかった。『フランケンシュタイン』や『最後のひとり』に次いで読者を刺激し続けてきた、問題の多い作品の初邦訳。シェリーが友人の娘のために執筆し、その原稿が1997年に初めて見つかった児童文学的短編小説『モーリス』の本邦初訳も付す。

著者等紹介

シェリー,メアリー[シェリー,メアリー] [Wollstonecraft Shelley,Mary]
1797‐1851。政治思想家で作家のウィリアム・ゴドウィンと女権拡張論者で作家であるメアリー・ウルストンクラフトの間にロンドンで生まれる。急進的思想を持ってゴドウィンの思想に共鳴したロマン主義詩人パーシー・ビッシュ・シェリーと駆け落ちの末、結婚。1818年に初の小説『フランケンシュタイン』を出版して一躍有名になる。その後、ゴシックな作品のみならず、歴史小説やヴィクトリア時代風の家族的なテーマを扱った小説、さらには人物伝、旅行記など、多彩な執筆活動を行った。そこでは西洋古典から同時代のヨーロッパ文芸にまで至る該博な知識と、欧州様々な土地での体験がふんだんに発揮されている。また、夫亡き後はその作品を整理して詩集の編集・出版にも尽力した

市川純[イチカワジュン]
立教大学大学院文学研究科博士前期課程修了。早稲田大学大学院教育学研究科博士後期課程単位取得満期退学。博士(学術、早稲田大学)。早稲田大学教育学部助手などを経て、日本体育大学体育学部助教。専門は18、19世紀英文学。ゴシック・ロマンスと現代の表象文化との繋がりにも関心がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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NAO

67
『フランケンシュタイン』出版200年を記念して新たに翻訳された、メアリー・シェリーの2作品。『マチルダ』は、出産で妻を亡くした男が娘に恋をしてしまうという近親相姦もの。プラトニックなのにここまで苦しむか、とも思うのだが、作者は「愛する人に愛してもらえない」という絶望感を書きたかったのだろうか、と思った。その絶望感は、彼女の代表作『フランケンシュタイン』の誰からも愛されなかった怪物の絶望感でもある。作者自身、駆け落ち結婚をし、早くに夫に死に別れ、一人で子どもを育てる中で、そういった絶望感を感じたのだろうか。2018/05/17

星落秋風五丈原

21
マチルダと他一作。近親相姦と書かれていますがプラトニックです。ただそれだけでも罪だったのでしょう。離れて暮らして大人になって会ったからかな。2018/02/12

miaou_u

9
《酷評ですみません》フランケン・シュタインの作者、メアリー・シェリーによる、父から実の娘への恋慕を描いた小説、というテーマが気になり手に取ったのだが、主人公の娘、マチルダの独白が延々と続く様が余りに悲劇の主人公の如く自己陶酔しすぎており、リズムと情緒のない翻訳も相まって苛立ちを覚えた。せめて翻訳が、、、うん。。。2018/02/19

沙織

8
『フランケンシュタイン』を読んでから気になっていた作家。娘に対して恋心を抱いた父親。そして娘は生きることに罪の意識を覚えるようになる。自らの罪に苦しむ主人公の姿は前作と重なる。彼らが感じる孤独は全く違う境遇の私にも通じるところがある。メアリー自身が波乱万丈の人生を生きてきた女性(あとがきによる)である為か命を語る場面は鬼気迫るものがあった。物語の内容以上にメアリー・シェリーという作家に興味をもった。2018/08/11

アレカヤシ

4
マチルダは、フランケンシュタインの怪物と同じよう。強い疎外感とのけ者意識。この独白のはじめに友情について述べたいと書いてるけど、本当は友情なんてあまり信じていないみたい。孤独な魂。(生者は己の悲しみのために涙を流し、失った人間の抱えていた悲しみのためには泣かない)P145 自然の描写は、「フランケンシュタイン」よりも美しく感じる。たぶん、自然のよりちいさいところをみつめている描写のせい。この自然描写と、強い死の憧憬が圧倒的に美しい。近親相姦や罪悪感はまるで、つけたしの事柄みたいに感じてしまう。2019/10/29

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