出版社内容情報
本書の特色──── 初心者から専門家まで、
『日本書紀』原典を身近にする基本図書!
『日本書紀』の全体構造を六層に分解、図表化し、
層ごとに登場する主な人物関係を系図化して示す。
『日本書紀』の特色、読み方、楽しみ方を
親しみやすいビジュアル化した編集のもとに解析。
口語訳は簡明に!
[神代巻]の口語訳では各段ごとに本文と別伝を
明確に分けて併記し、単語解説および事項解説を付した。
[天皇紀]の口語訳は記載記事すべての「年・月・日」を
網羅しつつ、記事の繰り返しや冗長な表現は簡略化。
歌謡の部分は(歌省略)と示すのみにとどめ、
全体構成の理解しやすさを優先した。
主な目次
はじめに──『日本書紀』への誘い
第?部 『日本書紀』の書物としての創られ方
──図表と系図で読む基本構造
1 【『日本書紀』構造表1】→
『日本書紀』「巻」の基本構造
2 【『日本書紀』構造表2】→
『日本書紀』内容特徴による「層」分類
3 【『日本書紀』構造表3】→
『日本書紀』の「漢文文体」「使用暦」
4 【『日本書紀』構造表4】→
『日本書紀』成立過程
5 【『日本書紀』構造表1?4】を
通して見えてきた『日本書紀』の真実
第?部 『日本書紀』 口語訳と注解
[神代]編 口語訳【天孫降から初代神武天皇への系図】
巻第一 神代・上[第一段?第八段]
巻第二 神代・下[第九段?第十一段]
[天皇紀]編 口語訳
A層─1(巻第三)
初代 神日本磐余彦天皇 神武天皇 在位76年
B層(巻第四・欠史八代)
二代(綏靖天皇) 在位33年
三代(安寧天皇) 在位38年
四代(懿徳天皇) 在位34年
五代(孝昭天皇) 在位83年
六代(孝安天皇) 在位102年
七代(孝霊天皇) 在位76年
八代(孝元天皇) 在位57年
九代(開化天皇) 在位60年
A層─2(巻第五?巻第十)
十代(崇神天皇) 在位68年
十一代(垂仁天皇) 在位99年
十二代(景行天皇) 在位60年
十三代(成務天皇) 在位60年
十四代(仲哀天皇) 在位9年
摂政(神功皇后) 在位69年
十五代(応神天皇) 在位41年
C層(巻第十一?巻第十六)
十六代(仁徳天皇) 在位87年
十七代(履中天皇) 在位6年
十八代(反正天皇) 在位5年
十九代(允恭天皇) 在位42年
二十代(安康天皇) 在位3年
二十一代(雄略天皇)在位23年
二十二代(清寧天皇) 在位5年
二十三代(顕宗天皇) 在位3年
二十四代(仁賢天皇) 在位8年
二十五代(武烈天皇) 在位8年
D層(巻第十七?巻第二十二)
二十六代(継体天皇) 在位25年
二十七代(安閑天皇) 在位2年
二十八代(宣化天皇) 在位4年
二十九代(欽明天皇) 在位32年
三十代(敏達天皇) 在位14年
三十一代(用明天皇) 在位2年
三十二代(崇峻天皇) 在位5年
三十三代(推古天皇) 在位36年
三十四代(舒明天皇) 在位13年
E層(巻第二十四?巻第二十八)
三十五代(皇極天皇) 在位4年
三十六代(孝徳天皇) 在位5年
三十七代(斉明天皇) 在位7年
三十八代(天智天皇) 在位10年
F層(巻第二十九?巻第三十)
四十代(天武天皇) 在位14年
四十一代(持統天皇)在位11年
相原 精次[アイハラ セイジ]
アイハラセイジ
歴史作家・日本ペンクラブ会員。
1942(昭和17)年横浜生まれ。
1965(昭和40)年國學院大学文学部卒業。
同年4月より奈良市にある私立中・高等学校に
国語教師として赴任。5年間勤務後、横浜に戻る。
2003(平成15)年4月、神奈川県立高等学校を定年退職。
執筆活動に専念。
主要著作
『文覚上人一代記』(青蛙房)
『かながわの滝』(神奈川新聞社)
『みちのく伝承』(彩流社)
『文覚上人の軌跡』(彩流社)
『かながわの酒』(彩流社)
『鎌倉史の謎』(彩流社)
『神奈川の古墳散歩』(彩流社)
『天平の母 天平の子』(彩流社)
『増補改訂版 関東古墳散歩 エリア別徹底ガイド』(彩流社)
『東北古墳探訪』(彩流社)
『平城京への道 天平文化をつくった人々』(彩流社)
『古墳が語る古代史の「虚」 呪縛された歴史学』(彩流社)
『千曲川古墳散歩』(彩流社)
内容説明
初心者から専門家まで、『日本書紀』を身近にする基本図書!『日本書紀』の全体構造を七層に分解、図表化し、層ごとに登場する主な人物関係を系図化して示す。『日本書紀』の特色、読み方、楽しみ方を親しみやすいビジュアル化した編集のもとに解析。口語訳は簡明に!
目次
第1部 『日本書紀』の書物としての創られ方―図表と系図で読む基本構造(『日本書紀』構造表1→「巻」の基本構造―神代紀(巻一・巻二)と各天皇紀(巻三~巻三十の天皇名)
『日本書紀』の構造表2→内容特徴による「層」の分類
『日本書紀』構造表3→「使用暦」と「漢文文体」―構造表1・2に「暦」と「文体」の視点を加えてみると
『日本書紀』構造表4→『日本書紀』成立過程をさぐる―「『日本書紀』構造表1・2・3」を総合して見えてくるもの
『日本書紀』の内容を端的に語る「系譜・系図」―「系譜・系図」は「層」構造とリンクする
『日本書紀』を読み進める際の留意点)
第2部 『日本書紀』口語訳と注解(「神代」編 口語訳;「天皇紀」編 口語訳)
著者等紹介
相原精次[アイハラセイジ]
歴史作家・日本ペンクラブ会員。1942(昭和17)年横浜生まれ。1965(昭和40)年國學院大学文学部卒業。同年4月より奈良市にある私立中・高等学校に国語教師として赴任。5年間勤務後、横浜に戻る。2003(平成15)年4月、神奈川県立高等学校を定年退職。執筆活動に専念(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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