ボブ・ディランに吹かれて―春樹、ランボーと聴く詩

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ボブ・ディランに吹かれて―春樹、ランボーと聴く詩

  • 鈴村 和成【著】
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  • サイズ 46判/ページ数 184p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784779123016
  • NDC分類 767.8
  • Cコード C0090

出版社内容情報

なぜボブ・ディランはノーベル文学賞を受賞したのか?

フランスの詩人ランボーを専門にする

文芸評論家だからこそ解ける、斬新なボブ・ディラン論!



2016年にノーベル文学賞が発表され、受賞か辞退かと

世間を騒がせたボブ・ディラン。

ノーベル文学賞のライバルでもあった村上春樹と

ボブ・ディランが尊敬しているというアルチュール・ランボー

から、ボブ・ディランの文学性を問う。

文学から紐解く新しいボブ・ディランの読み方とは……?

【主な目次】



? ボブ・ディラン/村上春樹



ダダ・シュールの詩人、ディラン

『タランチュラ』(ディラン)を読む/聴く

「納屋を焼く」(村上春樹)

「雨の日の女 Rainy day women #12 & 35」(ディラン)

ムラカミ版「雨の日の女」

バイク事故による覚醒

ビッグピンク

ボブ・ディランと村上春樹を結ぶ「ピンク」の指標

表紙もピンク、箱もピンク、唄もピンク

(『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』)

村上春樹、Bob Dylanの名を書き込む

「ライク・ア・ローリング・ストーン」を

ハミングするムラカミ・ヒーロー

No direction home(Dylan)

村上における〈アメリカン・ドリーム〉の帰趨

「新しいアルバムを出すたびに今の音だ」(保坂和志)

歌で自伝を書く

〈他者〉が書かせた歌



? ボブ・ディラン/ランボー



ふたりの放浪詩人

「恋のおかげで自分のなかの詩人がめざめたのだ」

(ディラン)

「何もかもが、平等に並べられて組みこまれる」

(ディラン)

ディランの四つの曲とランボーの『イリュミナシオン』

【音楽の神様(ムーサイ)】たち

ディラン、ランボーの名を解放する

Je est un autre(私ってのは他者なんです)

――ランボー

ランボーを強く意識するディラン

ライブということ

キリスト教/ユダヤ教/イスラム教

大洪水の前/後

ランボー「若夫婦」と

ディラン「ブルーにこんがらがって」

「きみはどこに行くんだ? 

なにをしようというんだ?」(ランボー)

ディランのジュダイズム、ランボーのノマディズム

ジャベスの場合

「右のわき腹に赤い穴を二つあけ」(ランボー)

intermezzo――「船が入ってくるとき」(ディラン)

ついにハード・レインが降る(ディラン)

「博士たちに囲まれた悪魔」(ランボー)

「酔いどれボート」(ランボー)と

「激しい雨」(ディラン)

鈴村 和成[スズムラ カズナリ]
すずむら・かずなり
一九四四年、名古屋市生まれ。東京大学仏文科卒。
同修士課程修了。
横浜市立大学教授を経て、同名誉教授。
文芸評論家、フランス文学者、紀行作家。
著書に『村上春樹とネコの話』(彩流社)、
『村上春樹は電気猫の夢を見るか?』(彩流社)、
『テロの文学史 三島由紀夫にはじまる』(太田出版)、
『三島SM谷崎』(彩流社)などがある。

内容説明

ディランが敬愛する詩人ランボー、ノーベル賞を競った村上春樹。この二人を専門とする文芸評論家だからこそ読み解けた。ディラン、ノーベル文学賞受賞の理由―我々はまだこの事件の渦中にいる。

目次

1 ボブ・ディラン/村上春樹(ダダ・シュールの詩人、ディラン;『タランチュラ』(ディラン)を読む/聴く ほか)
2 ボブ・ディラン/ランボー(ふたりの放浪詩人;「恋のおかげで自分のなかの詩人がめざめたのだ」(ディラン) ほか)
3 ボブに吹かれて(『ラヴ・アンド・セフト』(ディラン)
『ボブ・ディランの頭のなか』 ほか)
結び ディランのノーベル文学賞受賞を祝福しよう(なによりもまず音楽を(ヴェルレーヌ)
ディランの受賞スピーチ)

著者等紹介

鈴村和成[スズムラカズナリ]
1944年、名古屋市生まれ。東京大学仏文科卒。同修士課程修了。横浜市立大学教授を経て、同名誉教授。文芸評論家、フランス文学者、紀行作家。『ランボーとアフリカの8枚の写真』(河出書房新社)で藤村記念歴程賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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二人娘の父

0
ランボーは正直、読んだことがない。19世紀の詩人。ディランが影響を受けて、それが作品に反映するのは当たり前だと思う。その意味で、著者が繰り返す、ディランとランボーと春樹を並べて論じる方法は、正直、どうなのかと思う。著者はディランがノーベル文学賞受賞したことが、よほど衝撃だったようだ。そのことはよくわかった。気が向いたら、また読もうかな。2019/12/23

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