ダーク・ヒロイン―ジョージ・エリオットと新しい女性像

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ダーク・ヒロイン―ジョージ・エリオットと新しい女性像

  • 矢野 奈々【著】
  • 価格 ¥3,850(本体¥3,500)
  • 彩流社(2017/03発売)
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  • サイズ B6判/ページ数 334p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784779122965
  • NDC分類 930.28
  • Cコード C0098

出版社内容情報

金髪・青い目の「フェア」に対して、

黒髪で黒い目の「ダーク」なヒロインたち。



ヴィクトリア朝を代表する女性作家は

果たして彼女らに何を託したのか?

ジョージ・エリオット作品に探る。



フェア・ヒロインたちが表象した「家庭の天使」

からの逸脱をともなうダークな女性を

ヒロインに据えたジョージ・エリオット。

外見に加え、内面の「ダーク」にも着目し、

ジャネット(『牧師たちの物語』)、

マギー(『フロス河の水車場』)、

ロモラ(『ロモラ』)、ドロシア(『ミドルマーチ』)、

グウェンドレン(『ダニエル・デロンダ』)らを

取り上げて、

「新しい女」と「女性らしさ」のあいだに揺れる

ヒロインを読み解く。

矢野 奈々[ヤノ ナナ]
Nana Yano やの・なな
白百合女子大学文学部英語英文学科卒業、
同大学大学院文学研究科博士課程(言語・文学専攻)修了。
博士(文学)。現在、白百合女子大学、日本大学非常勤講師。
著書に
『英米文学の地平―W.ワーズワスから日系アメリカ人作家まで―』
(共著、金星堂)、
『ギャスケル中・短編小事典』(共著、開文社出版)。

内容説明

金髪・青い目、女性の鑑として好まれた「フェア」なヒロインに対し、黒やブルネットの「ダーク」な髪や目のヒロインたちに託されたものとは何か?魔性、妖艶、知性、情熱、そして自立―ヴィクトリア朝を代表する女性作家ジョージ・エリオットによるダークの表象と彼女が描こうとした理想の女性像を探る。

目次

第1部 天使vs.悪魔の解消―女性像における二項対立(枠の崩壊と「家庭の天使」の消滅;「黒髪」に見る伝統からの逸脱;「ダーク・ヒロイン」たちの魔性性)
第2部 男性の領域に侵入していく女性(パラドックスの「ダーク・ヒロイン」の誕生;黒服を着る女性たち―従属性からの解放)
第3部 新たな「女性らしさ」の模索と男性との「共存」に向けて(水のイメージと新たな旅立ち―ジェンダーの二項対立解消への期待と不安)

著者等紹介

矢野奈々[ヤノナナ]
白百合女子大学文学部英語英文学科卒業、同大学大学院文学研究科博士課程(言語・文学専攻)修了。博士(文学)。現在、白百合女子大学、日本大学非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ケイ

111
フェミ二ズム的観点は、些か食食気味。本質的にも行動的にも、私自身もフェミニストに入るだろうが、例えば上野千鶴子氏の主張などは、上から目線の男性の発言より受け入れ難いのだ。前置きが長くなった。つまり、エリオットがフェミニストから不満を持たれたりするのが凄くわかるのだ。彼女のヒロインに大変に共感するのだが、フェミニストには不満を持たれるあたりが私の共感ポイントの根源なのかもしれないと、この本を読んで思った。2022/08/30

かしこ

1
グエンドリン、ロモラ、ドロシア、エリオットのヒロインの闇からの再生が好き2017/08/22

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