福島ノラ牛物語―原発事故を生き残った牛たち

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福島ノラ牛物語―原発事故を生き残った牛たち

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  • サイズ 46判/ページ数 284p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784779122958
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0036

出版社内容情報

3・11の原発事故で放射能に汚染された警戒区域で、

人間たちが避難したあと、

置き去りにされた牛やブタなど家畜には殺処分命令が

出た。

母を亡くした牛・ちび太は、やがて成長して

勇敢な雄牛・ハナキルとなる。

賢いカラスが導き、心優しいイノシシが守り、

おなかの微生物の大合唱が危険を知らせて

ハナキルは仲間の牛たちと生きぬこうとする。

区域内の牛たちを殺処分しようと追ってくる人間たちから、

逃れられるのか――



動物たちの会話で物語が展開する

《希望の牧場》の獣医が書いた奇想天外な小説。



獣医だからこそ描ける、動物たちのリアルな描写と心の世界。

経済価値が無い汚染牛として殺される運命にある

牛たちの問題を

浮き彫りにする社会派ファンタジー。

解説=山本宗補氏



★希望の牧場(きぼうのぼくじょう)とは?

福島第一原発から北西14キロにある浪江町の牧場。

3・11の原発事故で警戒区域になり、人間は避難を、

家畜は殺処分を命じられたが、

牧場主の吉沢正巳氏は畜産家として

牛を見殺しに出来ない

としてこれに抵抗。

自らの被ばくをかえりみず、

いのちある牛(しかし経済的な価値のない家畜)の

世話を続ける。

希望の牧場は、

原発事故の生き証人・牛

とともに原発を乗り越える世の中を目指す、非営利団体。

これまで新聞、テレビなどでも多数紹介。

関連書として絵本『希望の牧場』(森絵都、 岩崎書店)、

『原発一揆――警戒区域で闘い続ける"ベコ屋"の記録』

(針谷勉、サイゾー )、

『聖地Cs』(木村友祐、新潮社)、

『鎮魂と抗い――3・11後の人びと』(山本宗補、彩流社)など。

伊坂 邦雄[イサカ クニオ]
いさか・くにお
1948年、東京渋谷生まれ。福島県浪江町にある希望の牧場の獣医師。
都立青山高校卒業、麻布獣医科大学(現在の麻布大学)卒業。
1978年、ブラジルに渡り、サンパウロ州、パラナ州、
南マットグロッソ州、ゴイヤス州にて牛の繁殖業務
(人工授精、凍結精液製造、受精卵移植、体外受精卵)に
33年間従事。東日本大震災の時、東京の友人の誘いを受け、
2011年6月に宮城県石巻市に入り、ボランティア活動をする。
12年2月、福島鳥獣保護センターに勤務、
同年9月に希望の牧場にてボランティア活動を開始、
現在に至る。3女の父。本名は伊東節郎。

内容説明

牛は何も知らないのか?現職の獣医が描いた動物ファンタジー。

著者等紹介

伊坂邦雄[イサカクニオ]
1948年、東京都渋谷生まれ。福島県浪江町にある「希望の牧場・ふくしま」の獣医師。都立青山高校卒業、麻布獣医科大学(現在の麻布大学)卒業。1978年、ブラジルに渡り、サンパウロ州、パラナ州、南マットグロッソ州、ゴイヤス州にて牛の繁殖業務(人工授精、凍結精液製造、受精卵移植、体外受精卵)に33年間従事。東日本大震災の時、東京の友人の誘いを受け、2011年6月に宮城県石巻市に入り、ボランティア活動をする。12年2月、福島鳥獣保護センターに勤務、同年9月に「希望の牧場・ふくしま」にてボランティア活動を開始(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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ヴェネツィア

314
著者の伊坂邦雄氏は獣医師。現在も「希望の牧場・ふくしま」でボランティア活動を続けている。2011年3月11日の大地震に続いて起こった東京電力福島第一原発の水素爆発と放射性物質の大量流出。当然、すべての人々ばかりでなく、家畜やペットにまで被害は及んだ。本書は楢葉町の牧場で生まれた雄の肉牛「チビ太」(後にハナキル)を主人公にした、被災後の物語である。牡牛に直接語らせ、牛たちの行動を共感を籠めて描く、筆者の気持ちはよくわかるのだが、畜産農家の人たちの困惑や奪われた生活が伝わらないのではないかと懸念する。2023/03/08

*takahiro✩

5
福島県民として読むのが辛い本でした。解説にあるとおり、あの忌まわしい原発事故、前例なき人災事故の責任者は今も野放しのまま。政治家と官僚の判断の間違い、利権を優先した自民党とその取り巻き経済人の悪意がもたらした復興とは程遠い12年後の今の被災地。自民党と役人、マスコミ、原発関連企業に言いたいことは山ほどありますが、もうこの国には諦めしかありません。国民のほとんどの人にとっても既に忘却の彼方の過去の出来事でしょうし…2023/04/09

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