コバルト文庫で辿る少女小説変遷史

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コバルト文庫で辿る少女小説変遷史

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  • サイズ B6判/ページ数 288p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784779122750
  • NDC分類 910.26
  • Cコード C0095

出版社内容情報

常に少女たちの「居場所」となり、

「読者」と共に歩み続ける「Cobalt」/コバルト文庫!

そんな「コバルト」を追うからこそ見える少女小説史!



雑誌「Cobalt」の前身である『小説ジュニア』から、

Web マガジンCobaltまでの時代を追い、

各時代の読者と「少女小説」の移り変わりを徹底追跡。



少女小説雑誌の編集部の方針からうかがえる読者への

アプローチや、作品群がもつ主題の傾向と時代との対応などを

辿っていくことで、

少女小説が読者にどのような「場所」として

とらえられてきたかを浮き彫りにする。



帯文は新井素子先生!



【2016年は「少女小説」にとってこんな年!】

コバルト文庫40周年記念です。

WebマガジンCobaltオープン!

など



ライトノベル世代の中高生から80年代のコバルト読者まで、

幅広い女性層に楽しんでもらえる一冊です。





書店様併売可能性類書に…

大橋崇行著

『ライトノベルから見た少女/少年小説史』(笠間書院)など…

主な目次…



第1章 『小説ジュニア』から『Cobalt』へ

1 少女小説前史――戦前期から戦後概略 

2 一九六〇年代のジュニア小説とその書き手たち

3 氷室冴子の登場と若手作家たちの活躍

4 『小説ジュニア』から『Cobalt』への転換 

第2章 一九八〇年代と少女小説ブーム

1 『Cobalt』とコバルト文庫にみる少女小説家プロモーション 

2 講談社?文庫ティーンズハートの創刊と読者層の拡張 

3 拡大する少女小説マーケット 

4 学園ラブコメからファンタジーへ コバルト文庫の新たな世代の書き手たち 

第3章 ファンタジーの隆盛と多様化する九〇年代

1 ファンタジー小説の流行 

2 少女小説レーベルのなかのBL 

3 九〇年代の世相と少女小説の動向 

4 九〇年代的コバルト読者共同体

第4章 二〇〇〇年代半ばまでの少女小説

1 角川ビーンズ文庫の創刊とその躍進 

2 『マリア様がみてる』と『伯爵と妖精』 ゼロ年代前半のコバルト文庫とヒット作 

3 少女小説における学園小説の衰退と読者層の変化 

第5章 2006年から現在までの少女小説

1 二〇〇六年前後の少女小説レーベルの再編成 

2 少女小説ジャンルのなかの「姫嫁」作品の増加 

3 ネット発コンテンツと少女小説 ボカロ小説とウェブ小説の動向 

4 ライト文芸と少女小説 

5 少女小説の未来へ 



付録

「コバルト」と各レーベル刊行時期の比較 

コバルト50年史 

コバルト・ノベル大賞受賞者一覧 

嵯峨 景子[サガ ケイコ]
1979年生まれ。
東京大学大学院学際情報学府博士課程単位取得退学。
専門は社会学、文化研究。現在明治学院大学非常勤講師、
文化学園大学文化ファッション研究機構共同研究員。
共著に『カワイイ!少女お手紙道具のデザイン』
(芸術新聞社、2015年4月)、『現代社会学事典』
(「投書」項目執筆弘文堂、2012年12月)など。
主な論文に
「吉屋信子から氷室冴子へ 少女小説と「誇り」の系譜」
(『ユリイカ』2014年12月号「百合文化の現在」)、
「ジュニア小説の盛衰と「少女小説」の復活ー
1960年代から80年代の読み物分析を中心に」
(『ライトノベル・フロントライン1』2015年10月)など。

内容説明

『小説ジュニア』から40周年記念まで。「コバルト50年史」チャート!ティーンズハートやビーンズ文庫も!少女小説レーベルの歴史が一目でわかる「各レーベル刊行時期の比較」チャート付き!「読者投稿欄」にも言及。

目次

第1章 『小説ジュニア』から『Cobalt』へ(少女小説前史―戦前期から戦後概略;一九六〇年代のジュニア小説とその書き手たち;氷室冴子の登場と若手作家たちの活躍;『小説ジュニア』から『Cobalt』への転換)
第2章 一九八〇年代と少女小説ブーム(『Cobalt』とコバルト文庫にみる少女小説家プロモーション;講談社X文庫ティーンズハートの創刊と読者層の拡張;拡大する少女小説マーケット;学園ラブコメからファンタジーへ コバルト文庫の新たな世代の書き手たち)
第3章 ファンタジーの隆盛と多様化する九〇年代(ファンタジー小説の流行;少女小説レーベルのなかのBL;九〇年代の世相と少女小説の動向;九〇年代的コバルト読者共同体)
第4章 二〇〇〇年代半ばまでの少女小説(角川ビーンズ文庫の創刊とその躍進;『マリア様がみてる』と『伯爵と妖精』―ゼロ年代前半のコバルト文庫とヒット作;少女小説における学園小説の衰退と読者層の変化)
第5章 二〇〇六年から現在までの少女小説(二〇〇六年前後の少女小説レーベルの再編成;少女小説ジャンルのなかの「姫嫁」作品の増加;ネット発コンテンツと少女小説 ボカロ小説とウェブ小説の動向;ライト文芸と少女小説;少女小説の未来へ)

著者等紹介

嵯峨景子[サガケイコ]
1979年生まれ。東京大学大学院学際情報学府博士課程単位取得退学。専門は社会学、文化研究。現在明治学院大学非常勤講師、文化学園大学文化ファッション研究機構共同研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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あーさん☆GWは墓参りをハシゴしました。暑くてバテました。

74
もう著者が只々ヲタクであります!(¯―¯٥)2019/12/09

さつき

59
1966年から最近までの少女小説の変遷についてまとめた作品。10代の頃夢中で読んだ作家さんの名前、タイトルがたくさん登場し懐かしかったです。もっとも、とても長い期間を対象に論じられているので、自分がよく読んでいた時期以外は知識が追いついていかない部分もありました。岩井志麻子さん、角田光代さんがコバルト出身とは知らなかったです。2017/09/10

ままこ

59
氷室冴子さんをはじめ懐かしい作家さんの名前がずらり、中高生の頃夢中で読んだ記憶が蘇る。コバルト文庫以外にも少女小説レーベルに関して時代によってどういうものが流行っていたかを研究論文の様にみっちり書かれていた一冊だった。2017/07/01

Moemi

58
表紙の本棚と積読本たちが素敵です♡中学高校はビーンズ文庫とコバルト文庫をたくさん読んでいたので、4章5章はリアルタイムで読んでいた世代として楽しめました。ビーンズ文庫の「彩雲国物語」「まるマ」「少年陰陽師」の三大ヒット作品と身代わり伯爵は当然読んだことがありますが、『シュガーアップル・フェアリーテイル』は未読なのでこれから読んでみたいと思いました。コバルト文庫の『伯爵と妖精』『風の王国』『ヴィクトリアン・ローズテーラー』も途中から読んでいないので、続きを読まなくては…。続きます→2017/03/15

よっち

51
雑誌コバルトの前身小説ジュニアから、WebマガジンCobaltまでの時代を追い、各時代の読者と「少女小説」の移り変わりを徹底追跡した一冊。コバルト文庫だけでなくX文庫やその他レーベルの変遷なども交えつつその歴史が語られていて、若木未生・前田珠子・桑原水菜あたりが活躍していた頃にがっつり影響を受けた覚えがある自分には、懐かしさとその後の推移になるほどなあという思いで興味深く読めました。書影があるともっとイメージしやすかったかもですが、それでもこれだけのボリュームをコンパクトにまとめていてとても良かったです。2017/02/04

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