ヨーロッパ人

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  • サイズ B6判/ページ数 260p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784779122705
  • NDC分類 933
  • Cコード C0097

出版社内容情報

アメリカとヨーロッパ、異なる価値観に生きる人々を軽快に描いたヘンリー・ジェイムズ初期の作品を、没後100年に新訳でおくる。ヘンリー・ジェイムズ没後100年記念出版!

約40年ぶりの新訳!



ヘンリー・ジェイムズ初期の作品『ヨーロッパ人』(1878)。



1840年代のアメリカ、ニューイングランドのボストン近郊。

禁欲勤勉、信仰心の篤いピューリタン一家の親戚を、

ヨーロッパで生まれ育った姉弟が訪れる。

アメリカ(新世界)とヨーロッパ(旧世界)、

互いに異なる価値観(異文化)に出会った人々を軽快に描く。



『ヨーロッパ人』

1878年、ジェイムズ35歳のときの作品。

75年よりヨーロッパを

作家活動の本拠地としていたジェイムズが、

パリを舞台に、乗り越えられない文化の壁を

テーマにした『アメリカ人』(1877)に続いて、

また、名声を確かなものとした『デイジー・ミラー』

(1878)と同時期に発表した。

ジェイムズ自ら編集した全26巻の「ニューヨーク・エディション」に

選ばれなかったため、軽視されがちだが、

創作初期のジェイムズの関心事、

さらに「ヨーロッパ観」と「アメリカ観」がうかがわれ、

見逃せない作品である。

ヘンリー・ジェイムズ[ヘンリー ジェイムズ]
Henry James.1843-1916
19世紀後半?20世紀の英米文学を代表する小説家。
主要作品に『デイジー・ミラー』、『ある婦人の肖像』、
『ねじの回転』、『鳩の翼』等。
映画化作品が多いが、難解なテクストで知られる。

藤野 早苗[フジノ サナエ]
ふじの・さなえ
恵泉女学園大学名誉教授。
【著書】
『ヘンリー・ジェイムズのアメリカ』(彩流社、2004)、
『アメリカ文学にみる女性改革者たち』(共著、彩流社、2010)、
『ヘンリー・ジェイムズ「悲劇の詩神」を読む』
(編著、彩流社、2012)ほか。
【訳書】
エレン・グラスゴー『不毛の大地』(共訳、荒地出版社、1995)。

内容説明

アメリカとヨーロッパ―1840年代のボストン近郊。謹厳なピューリタン一家の親戚を、ヨーロッパで生まれ育った姉弟が訪ねてくる―。異なる価値観に生きる人々を軽快に描く。

著者等紹介

ジェイムズ,ヘンリー[ジェイムズ,ヘンリー] [James,Henry]
1843‐1916。ニューヨーク生まれ。1876年からロンドンを作家活動の本拠地とし、異なった文化が人の心や行動に及ぼす影響を、登場人物の意識に焦点を当て描きだしていく、心理的リアリズムの小説を数多く残している

藤野早苗[フジノサナエ]
津田塾大学大学院博士課程満期退学、King’s College London,MA。恵泉女学園大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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ぺったらぺたら子 

15
初期の国際状況もの。まあ洋菓子なんですが、いつもの濃厚さと違い、何かフワフワしててマドレーヌ感。ネタは常に同じだが、ヨーロッパで食い詰めた姉弟がわざわざアメリカへ出張してくるという「逆大使たち」。善人ばかりで悪意がなく、無菌状態の中に活発な乳酸菌を持ち込んでひと騒動。そして何と、やけくそなくらいのハッピーエンド合戦(笑)。なのに、一人だけハッピーでない人が。そこがジェイムズ節であって、いつものキャラなのだけど、私の特に好きなところ。「ねえ、雨をほれぼれ見つめるのはおやめなさい」なんて使ってみたいセリフ。2018/08/23

かしこ

1
あー面白かった。ヘンリージェイムズの中編はあまりに文章が長過ぎるということも無く、キャラも立っていておもしろい。深みはそんなにないかもしれないが……アメリカ人も読んだが対になるタイトルにもかかわらず、こっちはまあまあハッピーエンドだった。2017/10/01

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