ごみとトイレの近代誌 - 絵葉書と新聞広告から読み解く

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  • サイズ A5判/ページ数 229p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784779122354
  • NDC分類 518.52
  • Cコード C0039

出版社内容情報

近代の到来は便利さの裏で増加したごみの処理に

四苦八苦した時代でもあった。

京都・大阪・東京・名古屋等で発行された

ごみ焼却施設の絵葉書は、9?×14?の小さな世界から、

ごみ処理技術の進歩と、都市の発展によって追われる

焼却場の苦闘の歴史を映し出す。



屎尿の処理や排泄スタイルも、

近代の衛生事情の変化により、

立小便から座り小便、

ポットン便所から水槽・水洗便所、

新聞紙、ちり紙、トイレットペーパーから、現代の温水へと

大きく変わったが、

有料トイレと違警罪、大阪天神祭での共同便所船、

更には明治の鬼才、宮武外骨の『滑稽新聞』は、

トイレの世界をどう描きだしたのか?



研究者、元行政マン、コレクターである著者が、

長年収集してきた当時の絵葉書と新聞広告から、

120点余りの多彩な図版を使い、

社会風俗や人びとの暮らしの裏面史を解き明かす!

? ごみの近代誌

第1章 歴史史料である絵葉書からごみ処理事情を読み解く

第2章 ごみ焼却施設が絵葉書になった!(京都市)

第3章 時代に翻弄されたごみ焼却施設(京都市)

第4章 木津川塵芥焼却場誕生物語(大阪市)

第5章 大阪のごみ、堺の大浜海水浴場に漂着

第6章 都市の名建築に浮かぶごみ船と今宮塵芥焼却場

第7章 ごみの再資源化をめざして(東京市)

第8章 屎尿浄化装置を併設したごみ焼却施設(名古屋市)

第9章 彩色されたごみ焼却施設(一宮市)

第10章 堆肥、埋立、野焼きからごみ焼却施設の建設へ

第11章 里山に映えるごみ焼却施設(瀬戸市)

? トイレの近代誌

第1章 女性の立小便

第2章 有料便所と違式? 違条例、違警罪、警察犯処罰令

第3章 滑稽新聞が描くトイレの世界

第4章 新聞広告に登場した水槽便所

第5章 近代小学校トイレ史/第6章 排便のスタイル

第7章 活性汚泥法により日本で最初に屎尿を処理した都市は

第8章 トイレットペーパーの新聞広告と幻のペーパー

山崎 達雄[ヤマザキ タツオ]
やまざき・たつお
1948年東京都生まれ、昭和47年に京大卒業後、
京都府に勤務、廃棄物・環境・水道・企画政策等に携わる。
2008年、京都府亀岡市副市長に就任。
大正期のトイレットペーパーをはじめ、
集めた絵葉書・古文書・ポスタ?等は1000点以上。
これらを駆使して、京都を中心に、
ごみ、屎尿、トイレの歴史を解き明かす異色の元行政マン。
主著:『洛中塵捨場今昔』(臨川 書店)、
共著『トイレ考・屎尿考』、『もっと知りたい水の都・京都』他。
2004?05・2013年度、龍谷大学非常勤講師。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

keroppi

65
読友さんから教えていただいた本。ごみとトイレの絵葉書?え、それで、近代史?と興味をそそられつつ読んだが、これは面白かった。絵葉書をはじめ、様々な史料をもとに、実に真面目にごみとトイレの近代史を綴っている。へー、へーの連続。トイレ編では、立小便、汲取便所、バキュームカー、等々の懐かしい言葉も(若い人は分からないよね)。新島襄の日本初の洋式便所の写真まで。こんな切り口の歴史書、初めて読んだかも。人間とは切っても切れないテーマだよね。でも、この様な絵葉書、誰が使っていたのか、興味のあるところ。2018/09/19

今庄和恵@マチカドホケン室/コネクトロン

9
なぜ絵葉書?と不思議に思ったのが本書を手にとったきっかけ。トイレの話もさることながら、絵葉書とはそもそも何のためにあったのか、ということを考えさせられましたよ。2016/10/19

kiriya shinichiro

3
面白い! よくこんなに絵はがきを集めたな、その裏付けをとったなと思った。和服の女性はたったまましていたとか、知らないことがいろいろ書いてあって勉強になった。なんでも今の感覚で考えちゃいけないね。でもそんなに上下水道が整備されてないのに水洗トイレが先行してすごいな……!2018/01/15

ぞだぐぁ

1
月刊誌『都市と廃棄物』に連載されていた内容に新たな焼却場とトイレについての話が追加された本。 写真資料として絵葉書を提示してそこから市史等の資料に広げていく形式でとっつきやすい。 臭いやイメージの悪化を恐れての建設反対はよく聞くけど、焼却施設がつくられることで肥料にできなくなるから農家に反対されるとかは知らなかった。2022/04/01

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