内容説明
沖縄返還をめぐる自衛隊の進出に反対し、基地に爆弾を仕掛けた容疑で逮捕、東京拘置所に勾留されている間に友人に送った書簡集。
目次
友への手紙1(一九七三年八月二二日‐一九七七年五月)―「いまの僕は一〇年遅れの「文学青年」になっているのです。」
友への手紙2(一九七七年五月一八日‐一二月二七日)―「角栄はヨッシャヨッシャで五億円」
友への手紙3(一九七八年一月六日‐七月二四日)―「裁判官の方も僕の方もそれぞれ多少サドとマゾの気が…」
友への手紙4(一九七八年盛夏‐一九七九年四月一二日)―「アマチュアとして、労働者革命家としてやっていきたい…」
「戦に果てなば山に埋めてや…」
師について―雪山慶正先生
別れの言葉(無口な男の寂しさに満ちた死;専修大学学生運動小史;岩崎司郎はこうして甦る;今さら急がず、もう少しつき合っても… ほか)
著者等紹介
岩崎司郎[イワサキシロウ]
1945年、北海道洞爺村生まれ。伊達高校卒業後、1965年、専修大学入学後、共産主義者同盟傘下の社学同の活動家として学生運動に参加。1972年、沖縄返還をめぐる自衛隊の進出に反対し、北熊本基地に爆弾を仕掛けた容疑で逮捕、東京拘置所勾留、長期にわたる裁判。79年実刑判決を受け府中刑務所に下獄。80年7月出所。87年、東京土建支部の組合員として活動を開始。94年書記長に。2010年まで役員として活動。2013年6月、病の治療を拒否し死亡(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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