マーク・トウェイン ユーモア傑作選

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  • サイズ B6判/ページ数 269p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784779121326
  • NDC分類 933
  • Cコード C0097

内容説明

トウェインの技の凄さが詰まった一冊!アメリカ人のユーモアを愛する心に応える幻の名著(「ストームフィールド船長の天国訪問」)の全訳と、とっておきのユーモア短編(初訳)で編む!

著者等紹介

トウェイン,マーク[トウェイン,マーク] [Twain,Mark]
1835‐1910。代表作『トム・ソーヤーの冒険』『ハックルベリー・フィンの冒険』で知られる19世紀アメリカを代表する文学者。同時代人にとっては有名なユーモア作家であった。16歳の頃には新聞にユーモラスなスケッチを書き始めていた。20歳代後半から30歳代前半にかけて西部のジャーナリストとしてユーモラスなスケッチや通信記事を執筆

有馬容子[アリマヨウコ]
敬愛大学教授。専攻:アメリカ文学

木内徹[キウチトオル]
日本大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

帽子を編みます

58
ユーモア傑作選とはいいながら、160年前の米国の当時の流行や世相を掴んだ作品たちなのでピンときません。丁寧な解説がついているので、なるほどそういうことか、とはぼんやりわかるような感じです。「ストームフィールド〜」は1970年に発見されたものをふまえた完訳、この本の目玉だと思います、SF版神曲の趣。私は「そぞろ旅の気ままな覚え書き」が気に入りました。話し上手なときに嘘も交えるおじさんが語る、本当に?と相槌を打ちながら聞く感じの話です。バミューダののんびりした暮らし、タマネギ、タマネギ、本当かしら?2021/12/02

たーぼー

42
『それは宝石だ。宝石中の宝石なのだ。バミューダで使われる例えではタマネギが完璧ー絶対的完璧ーの意味を持つ』。なんだこれは!私はプルーストでも読んでるのか?異色なのか本質なのか「そぞろ旅の気ままな覚書」には唸らされた。高等ユーモアを伴う旅の記録。トウェインにこんな一面もあったのか。トウェインは基本的に優しく誠実な人間なんだと思う。それは「あるインタヴュー」での終わりにみることができる。話自体はナンセンスの連続だが(笑)でもやはり難書であった。西洋ユーモアの知識とセンスがないと本当のおかしみは伝わらないだろう2015/08/04

チョコ

23
時代背景よく知らないと、ユーモア理解出来ない感じでした、、説明あったのでなるほど~って、説明してもらう物じゃないよなぁーつと思ったり、、2019/10/31

きゅー

9
「傑作選」かと楽しみにして読み始めたけれど、ちょっとがっかりな気持にさせられた。「穴開けて、さあさあみんな、穴開けて」のバカらしさは愉快だったけれど、他の作品はどれも小粒。唯一「ストームフィールド船長の天国訪問」は良い作品だった。死後の世界に関する一種のホラ話だけど、あの世へ至る道のりや、あの世での生活ぶりは現実主義的なトウェインの面目躍如。特に幸福についての持論「幸福はここでは単独で存在するものじゃないんだよ──それは快適でないものとの対比物にすぎないんだ。」には考えさせられる。この中編が救いの一冊。2015/10/14

zoros

8
解説を読むと時代背景と重なって理解できます。そのまま読んでもマークトゥエンらしく、アメリカの素朴な、暖かな匂いがしていいなあ、と思うのがいくつかありました。2021/04/11

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