内容説明
ばくぜんとうまくなりたいと思っていませんか?「すぐにうまくなりたい!」「すぐにうまくなるわけがない…」この狭間で苦しんでいる方へ、絵を学ぶための思考法を教えます。絵を描くための近道が、ここにあります!
目次
第1章 絵を描く能力とは(あなたにとって絵は目的か手段か;「絵がうまい」ということ ほか)
第2章 描画能力を分解する(絵の上達への道;トレーニングおおよその流れ ほか)
第3章 トレーニング方法(トレーニング方法の選び方;能力別トレーニング早見表 ほか)
第4章 事例集(健太さん二十五歳男性;ゆきさん二十七歳女性 ほか)
著者等紹介
成冨ミヲリ[ナリトミミオリ]
1974年生まれ。東京芸術大学美術学部工芸科卒。学生時代より絵コンテやイラストの仕事を始める。ゲーム会社などを経て2001年に独立、2002年に有限会社トライトーン設立。主にアニメーション、デザイン、イラスト制作を行う傍ら、プロ向けのデッサンスクール「トライトーン・アートラボ」を池袋にて開講。企業研修、中高への出張研修なども含め、デッサンを通じてクリエイティブの基礎を教えている。またアート活動の一環で、声や歌を用いたパフォーマーとして、国内外のギャラリーや美術館で数多く公演を行っており、フランス及び日本でCDをリリースしている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヒロミ
55
絵を描くことが目的か手段かによって練習法も変わってくる。「絵がうまいとはどういうこと?」など具体的な絵の訓練法を東京藝大出身のクリエイターさんがズバリ説いた本書。この本はおもしろかった!いわゆる絵の技法書ではなく目的別に練習法を提示しているので、急がば回れで明解でした。私は漫画やイラストを描いているのでもっとデッサン力をつけないといかんな、と改めて納得しました。絵画というか企画・プランナーの方にもオススメかも。コンパクトながら読み応えがあります。自己診断チャートではまさかのファインアート系寄りでした…。2015/11/02
ヒロミ
49
再読。そして熟読。しっかりデッサンからやり直して基礎を固める!と決意したのもこの本のおかげである。もっと成冨ミヲリさんのこういう本を読んでみたい。絵の習得可能な八つの能力から個々の能力を理解する、というのがわかりやすかった。自分にはとにかく自信がないので、デッサンでモチーフと向き合い自信をつけていきたいなあ。2016/02/13
ねこさん
32
絵に限らず、好悪の感情を忘れている。デッサン力という響き、質感、量感、立体感、遠近感、水平と垂直。退屈な線、そして不真面目さというコンプレックスを思い出す。どうなりたくて美大に行こうと思いついたのか、漠然として見通しもなくもがき、白い紙を汚していた。ガッタメ、マルス、モリエール、石膏を描くのは楽しかったが、予備校の講師との相性は良くなかった。先週から日本画を習い始めている。ホオズキやイチジクを線で追う。象徴の向こうにある形象を抽出してゆく作業、そこにただある物を見ることの心地よさを、ゆっくりと感じている。2018/02/22
masa
28
巷に溢れている絵の技術書(最短で上手くなる!とか)とは真逆のタイトルに惹かれて購入。自分は仕事で必要に迫られてるとかではなく完全に趣味として絵が上手くなりたいと思っているが、なんとなく今後の道筋が見えた。色々なトレーニング方法とその目的が説明されていて、これからのバイブルになりそうな本。2023/03/11
hamham
27
図書館に予約して半年ぐらい待ったかな?思った以上に絵を描けるようになりたい人は多いようだ。帯通り漠然と「絵が描けるようになりたい」と思ってて、手当たり次第に練習方法やノウハウ本を読んでいた。デッサンには苦手意識があり、できればやりたくないと思っていたが、絵が上手くなるには「物を見る目の良さ」「目からの情報を取捨選択する脳」「それを出力する手(運動神経)」を鍛える必要があり、三点を同時にトレーニング出来るのがデッサンと解説されていて俄然やりたくなってきた!どうせなら筆者の教室に行ってみたいがお高そう…。2017/01/31
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