内容説明
この本は、進路講師(就職・大学受験)・研修講師(採用選考・教育関係)の著者が、進路について本気で悩み始める16歳の高校生から大学生・20代の社会人の、「やりたいことが見つからない」「何に向いているのかわからない」といった進路や将来に関する悩みを、『孫子』をヒントに解決する道筋を示す画期的な一冊です!
目次
1 講演録:進路と『孫子』(終着点;「やりたいこと」の二つの意味;進路選択は君の「一大事」;好悪の感情と知的な判断の混同;浪費された若さ ほか)
2 テキスト:文学としての『孫子』(計;作戦;謀攻;形;勢 ほか)
著者等紹介
饗庭悟[アエバサトル]
フリーランスの講師。かつて大学受験予備校や公務員試験予備校にて、国語・英語・小論文など、異例の複数科目で自分名義の冠講座をもっていた。現在は、大学生の就職活動支援や、教育・人材育成・採用人事などをテーマに講演・研修を行う。高校での進路講演も頻繁に取り組んでいる。また、「高校内予備校」プログラムにも力を入れ、特に進学実績を上げたい地方の中堅校を応援している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ペカソ・チャルマンチャイ
2
やりたいことを見つけて、それを職業にするのがいいことなのだというのに、説明できない違和感を抱いていたが、その違和感の正体がわかった。野球青年の話は辛いです。何をもって幸せというのかは人それぞれですが、彼の現状は、とても幸せだとは思えない。教師や、成功した有名人などは、「努力すれば夢は必ず叶う」などという無責任な戯言を慎むべきだ。「彼を知り己を知らば、百戦して殆うからず」とは、要は、絶対に勝てる相手としか戦わないという、何ともあっけにとられるような、それでいて深い意味がある内容です。2018/08/09
k2
1
筆者は「やりたいこと」には2つの意味があるという。判断としての「やりたい」と、感情としての「やりたい」である。前者は風邪のときに(必要な措置として)薬を飲みたいというような「やりたい」であり、後者はゲームがしたいなどの「やりたい」である。そして多くの人が実は、感情で「やりたいこと」を決めてしまっているのが問題だと筆者はいう。実際私もそうなってしまっていたことがあったと思うし、今後「やりたいこと」を決める際には参考にしたい。2017/11/13
トム
1
孫子を受験や仕事に見立て、どういう時に使えるのかを説く。分かりやすいし、高校生の時に出会えたらよかったと思う。孫子の良さを再認識させられる2016/10/31
新人
1
図書館本 なんか無理やり感を感じてしまって駄目だった 古代の戦術書と現代の進路だからある程度は仕方ないけれど……2016/09/14
海戸 波斗
1
自分のやりたいことは、努力すればできることになるわけじゃないってことが分かった。そして、どうしたらいいかわからなくなった。もういっぺん読んでみる。後悔のない人生は充実した人生と同義語ではない。過去に納得してるからといって、現在の自分に納得できるかどうかは、また別の話です。グルグルするんだな。落ち着こう私。2016/02/21