図説 地中海文明史の考古学―エジプト・物質文化研究の試み

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  • サイズ B6判/ページ数 174p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784779120169
  • NDC分類 209.3
  • Cコード C0022

内容説明

地中海的な文化伝統の終焉は、イスラーム文明へと繋がる技術革新の始まりであった…中東の文明堆積層と西欧の関わりを解き、現代に繋がる異質な文明間の知の系譜を捉える!地中海世界における物質文化の展開の大きな鍵になる地域、アレクサンドリアの遺物などから、環地中海圏の情報・文化とエジプト社会、初期イスラーム文明との関わりをひも解く。豊富な写真・地図・図版とともに文明継承の生き生きとしたダイナミズムを伝える。

目次

地中海をめぐる文明の堆積層を探る
ファラオ時代の知と神権社会の特質
アレクサンドリアの科学と生活の知(人々はどんな環境に都市を建設したか;造形物から見た神々の世界と社会階層;考古学資料から復元される日常生活;広域経済ネットワークがもたらしたもの;「ビザンツ・コプト的な性格」とは何か)
創造的イスラーム世界の形成と継承

著者等紹介

長谷川奏[ハセガワソウ]
1958年生まれ・考古学者。専門はエジプト古代末期の物質文化研究。早稲田大学エジプト学研究所客員准教授を経て、日本学術振興会カイロ研究連絡センター長(早稲田大学総合研究機構客員教授)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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