内容説明
自然観察に欠かせない「図鑑」を徹底紹介。図鑑大国・日本で刊行された「図鑑」の歴史や作り方・工夫などをたどり、野外の自然観察に最適の「図鑑」をナビする。最古・貴重図鑑から、さかなクン、やくみつるさん、柳生真吾さんらの愛蔵「図鑑」とその楽しみ方を大紹介。千葉県立中央博物館・企画展「図鑑大好き！」（平成２６年７月１９～１０月１３日）の公式展示解説書。
目次
プロローグ 古書・稀少書ライブラリー
第１部 思い出の一冊
第２部 図鑑をつくる人々
第３部 日本図鑑史
第４部 使える図鑑
エピローグ 図鑑をつくろう
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
かおりんご
40
さかなクンが取り上げられているので読みました。図鑑って色々あるんですね。夏休みの植物採集とかで何かを調べるときにしか使ったことがなかったけれど、図鑑を片手に散歩をしてみようと思いました。さかなクンが読んでいる図鑑も実際に手にしてみたい。図鑑の歴史や、図鑑ができるまで、著名人と図鑑など興味深い内容でした。2016/05/29
おはなし会 芽ぶっく
12
子どもの頃それほど図鑑を読んでいたことはなく、むしろ大人になってから読む機会が増えている。紹介されている図鑑はどれも素晴らしいものだし、益々手にする機会が多くなりそう。やくみつるさん（漫画家）・柳生真吾さん（園芸家）・さかなクン・内田麻里香さん（サイエンスライター）の思い出の１冊や、ダーウィンのフジツボ図鑑に思い入れを強く感じた。手塚治虫さんの昆虫標本の写生は「これ、絵だよね？」と食い入るように見てしまったし（感想が失礼）、蜘蛛の巣の撮影は、白いスプレーをかけていることに驚いた。2021/09/19
ＭＯＴＯ
8
視線をすうっと上げたり下げたりするだけで、出会う生き物の名をいくつ知っているだろう？あの草花の名は？あの虫の名は？あの雲の名は…？知らなくても生きては行ける。でも、知っていたらきっと楽しい。ひとつ知ると、新しい道が出来て、世界がちょっとずつ広がる気がする。そういう意味で図鑑は冒険の手引書の様な役割で私達を魅了してくれるのかも。希少な図鑑。著名人の思い出図鑑。使える図鑑…、など紹介を経て、最終的に自分オリジナルの図鑑が作れたら、ホント最高♡2021/07/02
ジュースの素
8
図鑑好きな人はとても多く、私もその一人。本当は小さい頃に出会いたかったのに、当時の特に田舎では叶わなかった。この本では読み手だけでなく、図鑑を作る人たちの事も紹介していて その大変さをつくづく思う。図鑑は 何かを調べる為でなく、普段から読書のように読むものなんだなぁ～。2019/06/26
らららん
7
何度か図書館で見かけていて気になったので借りました。植物や昆虫、動物図鑑はあまり好きではないけれど、面白かった。撮影方法なんて、ご苦労様としか言いようがない。好きじゃないと出来ないことだと思う。手塚治虫の昆虫の写生が出ているが、これが一番よかった。すごくきれいで細かくて、凄い！としか言いようがない。2016/06/12
