内容説明
物語に隠されたチョーサーの心意とは?「英詩の父」が創り上げた巨大な記年碑『カンタベリー物語』探求の必読書!
目次
1 語りのポリフォニーへの序章―「総序」の内容と構造
2 語りのテクスチュア―「物語」の保守性
3 語り手チョーサーのポジション―隠蔽された政治的意識
4 語りのトポロジー―トロープの原理と展開
5 語りのディスコース―アフェクテッド・アポロジーの意味
6 プロアゴンとしてのリンキング―語りの劇的構成素
7 語りの受容とクリティシズム―技巧の言語論的転回
8 チョーサーの求めたもの(増補)
9 随想集(増補)
著者等紹介
佐藤勉[サトウツトム]
1940年生まれ。立教大学大学院博士課程満期退学。イギリス・レデング大学文部省派遣英語教員研修員(1980)。アメリカ・カリフォルニア大学バークレイ校准研究員(1992)。獨協大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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