内容説明
システム・キッチンの原型を作ったキャサリン・ビーチャー(1800~78)から、現代のカリスマ、マーサ・スチュアート(1941~)まで、有名無名の「家事アドバイザー」の提案に呼応して、アメリカの「家庭」は形づくられてきた。1850年~1950年までの「家事アドバイス本」の系譜を辿り、アメリカの家庭と住宅を「文化史」の視点から再考する。
目次
第1章 家庭に入る―質素で正直な家庭づくり
第2章 家事専門家の登場―家庭の科学
第3章 アメリカ化、モデル住宅、レースのカーテン
第4章 モダニズム―「ガラクタ無用!」は新しいインテリアの産声
第5章 色彩の暴走―人格、色、子ども
第6章 我が北アメリカの先住民―過去のロマンス化
第7章 家族の一体感とオープンスペースプラン―モダンアメリカの夫と父親の発見
著者等紹介
レヴィット,サラ・A.[レヴィット,サラA.] [Leavitt,Sarah A.]
1992年、米国コネチカット州ウェズリアン大学卒業。94年、米国ロードアイランド州ブラウン大学大学院(MA)。99年、ブラウン大学大学院(PhD)。博物館の歴史研究員等を務めた後、2007年よりワシントンDCにあるアメリカン大学でも教鞭を執る。現在、ワシントンDCのナショナルビルディング博物館キュレーター
岩野雅子[イワノマサコ] [Wilson,Amy D.]
1958年、山口県出身。山口女子大学文学部卒業。英国レスターポリテクニック大学大学院修了(MA)、英国デモントフォート大学大学院修了(PhD)。94年3月まで米国オハイオ州立大学フェロー。現在、山口県立大学国際文化学部教授
永田喬[ナガタタカシ]
1937年、東京都出身。千葉大学工学部工業意匠学科卒業。米国カリフォルニア大学大学院修了(MA)、英国デモントフォート大学大学院修了(PhD)。2003年3月まで千葉大学デザイン学科教授。台湾国立成功大学および他大学の客員教授、オーストラリア・モナッシュ大学フェローなどを歴任
ウィルソン,エィミー・D.[ウィルソン,エィミーD.]
1966年、米国ニューヨーク州出身。米国ペンシルベニア大学卒業。山口大学大学院修了(修士)。現在、山口県立大学国際文化学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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