内容説明
最短詩形の「俳句」と「写真」のコラボレーションによる表現の新境地を拓いた文人、写真家の先達たちを通して見る「写俳」の可能性!
目次
1 「写俳」の黎明期
2 安井仲治の写真と俳句観
3 写俳の里の物語―林忠彦の師、磯部潤一郎と有馬光城
4 土門拳の俳句
5 写真家岩宮武二の俳句
6 写俳亭伊丹三樹彦
7 愼平俳句の時空間―『二十世紀最終汽笛』
8 「眼の思考」の写真と「風の思考」の俳句との合成の可能性
9 対談・写俳コラボレーションの問題点とゆくえ
10 対談・写真と俳句の間―なぜ写真家は俳句に惹かれるか
著者等紹介
岡井耀毅[オカイテルオ]
1933年呉市生まれ、神戸・御影で育つ。早稲田大学政経学部卒業後、朝日新聞社入社。西部本社社会部、南米移動特派員、東京本社外報部、ソウル支局長、『週刊朝日』副編集長、『アサヒカメラ』編集長などを歴任。1989年に退社後はジャーナリストとして写真評論の執筆、写真集の編集などを手掛ける。2001年『評伝林忠彦』(朝日新聞社)による日本写真協会年度賞受賞。2006年『土門拳の格闘』(成甲書房)により日本写真協会学芸賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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