内容説明
古墳時代という言葉で隠された墳墓の実態!古墳といえば前方後円墳=大和というイメージの強さが、何かを見落とさせている?本書は、古墳文化の真相を読み解く“コロンブスのタマゴ”だ!
目次
第1章 見えてこない「古墳時代」のイメージ(古墳時代とはどんな時代か;明治期の古代史研究―研究が抑制されていた「日本の古代」;近代の「日本古墳研究」はW・ゴーランドに始まった;見えてこない「古墳時代」;「ミネルバ論争」と「ひだびと論争」;古墳時代のさきがけ「支石墓」と「積石塚」のこと)
第2章 日本歴史のなかの「古墳」(古文献に見る「古墳」;明治維新以前の「古墳」研究;「国史」と「古墳」;戦後の「古墳」研究)
第3章 古墳からの声を聞こう(古代史における「国」概念の揺れ;「国」概念と「大王」「王」の問題;日本「古代史像」の「虚」)
第4章 ユーラシア大陸と「墳丘墓」(戦前・世界史的視野での墳丘墓研究;戦後・「日本文化とユーラシア」、新たな視点)
著者等紹介
相原精次[アイハラセイジ]
歴史作家・日本ペンクラブ会員。1942(昭和17)年横浜生まれ。1965(昭和40)年國學院大学文学部卒業。同年4月より奈良市にある私立中・高等学校に国語教師として赴任。5年間勤務後、横浜に戻る。2003(平成15)年4月、神奈川県立高等学校を定年退職。執筆活動に専念(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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- 和書
- 白く長い廊下 講談社文庫