• ポイントキャンペーン

現代作家ガイド
ポール・オースター (増補改訂版)

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ A5判/ページ数 357,/高さ 21cm
  • 商品コード 9784779118920
  • NDC分類 930.28
  • Cコード C0098

内容説明

2001年以降の作品を網羅。エッセイ「『ジョー・ブレイナード作品集』への序文」、インタビュー「何もないところから(Out of Thin Air)―オースターに聞く」柴田元幸による初訳エッセイも!

目次

1 オースターとの対話
2 オースターを読むためのキーコンセプト集(ユダヤ性;アメリカ性;フランス;野球 ほか)
3 オースター作品梗概と解題(『孤独の発明』;『ニューヨーク三部作』;『最後の物たちの国で』;『ムーン・パレス』 ほか)
4 増補・2001年以降のオースター(『幻影の書』;『オラクル・ナイト』;『ブルックリン・フォリーズ』;『写字室の中の旅』 ほか)

著者等紹介

飯野友幸[イイノトモユキ]
1955年東京生まれ。上智大学大学院文学研究科博士(文学)。現在、上智大学文学部英文学科教授(アメリカ文学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

taxee

15
読んでみた。。2018/01/28

百木

2
オースターは一番好きな作家の一人であるしとても面白く読めた。オースターの小説は得意のメタフィクション的な構造や複数作品に共通して用いられる人名、引用される逸話の小ネタなど各作品を一読しただけでは全てを掴みづらいところがあるため各作品への解説はありがたい。また作品の受容のされ方、著者・社会の当時の環境など作品外の情報も補足されるので理解に役だった。2017/05/04

かわけい

1
純文学と呼ばれる範疇に入れられる小説には理解するのが難しい本が多い。私の読解力不足が大きな原因なのだが。想像力を目いっぱい働かせて、自分の中に生まれた葛藤や矛盾を解決するための作業は楽しい時間である。誤読は私の大きな権利であるといってもいい。しかし、この本のように作者の言葉によって作品の動機や伝えたかった言葉を聞いて自分の感想とを比べてみるのも楽しみである。「偶然の音楽」は旅人が財産を手に入れるチャンスに出会い魔物の宮殿に忍び込み騙されて自由を奪われ魔物に課せられた困難を潜り抜けて自由を勝ち取るおとぎ話。2016/08/25

Nobody1

0
見事な情報量と豪華な執筆人。2014/03/19

endormeuse

0
96年刊行のため扱った作品は『スモーク』まで。飯野友幸の手になる解題も、オースター作品における鍵概念やアメリカ文学における作家の位置付けなどを手際よく整理しており、作品理解を深めるうえで有益。しかしなによりも冒頭を飾る二編のインタビュー。ここでオースターは創作にまつわる色々なエピソード――陰に陽に作品に反映されている個人史も含めて――を饒舌に語っているのだが、こんなにおもしろいインタビューというのを初めて読んだ。オースター、やはり根っからのストーリーテラーである。2019/05/04

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/6655417
  • ご注意事項