内容説明
宮城県・東北を中心に二十年にわたる地名研究の成果に、三・一一東日本大震災後の調査で明らかになった津波災害地名を増補。ふる里の歴史を見直し、謙虚に自然と向き合い、災害の備えの一助になることを願う一冊。地図・写真多数。
目次
1 洪水など水による災害を知らせる地名(あくと・あくつ(阿久戸・阿久津・赤生津など)
あらかわ(荒川など) ほか)
2 崖崩れなどの災害を知らせる地名(あざぶ・あおそ(麻布・麻生など)
あずき(小豆・小豆坂・小豆島・小豆畑など) ほか)
3 三・一一東日本大震災の津波に関わる地名(スナ・スカの地名;ウラの付く地名 ほか)
4 東日本大震災の津波被災地の地名(尾浦 おうら;片浜 かたはま ほか)
著者等紹介
太宰幸子[ダザイユキコ]
1943年宮城県大崎市鹿島台(旧鹿島台町)生まれ。日本地名研究所・会員/宮城県県地名研究会・会長/東北アイヌ語地名研究会・会長/みやぎ街道の会・顧問。『「要害」地名調査研究報告書』で2008年、日本地名研究所・地名研究賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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