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鎮魂と抗い 3・11後の人びと―山本宗補フォトルポルタージュ

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  • サイズ A5判/ページ数 198p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784779118180
  • NDC分類 543.5
  • Cコード C0036

内容説明

もはや人の力ではどうしようもない環境で歯を食いしばるように必死に生きる人びと、原発事故に抗う人びとの記録。警戒区域の写真も多数。

目次

悲しみと鎮魂の大地
鎮魂1 小原宗鑑・岩手県盛岡市
鎮魂2 佐々井秀嶺・岡山県出身(インド在住)
鎮魂3 高橋英悟・岩手県大槌町
目に見えない放射線に抗う
立入禁止区域(警戒区域)
抗う1 吉沢正己・福島県浪江町
抗う2 木幡仁・ますみ・福島県大熊町
抗う3 松村直登・福島県富岡町
抗う4 長谷川健一・福島県飯舘村
抗う5 阿部光裕・福島市
抗う6 瀧澤昇司・福島県南相馬市
抗う7 脱原発を求める人びと

著者等紹介

山本宗補[ヤマモトムネスケ]
1953年長野県生まれ。フォトジャーナリスト。日本ビジュアル・ジャーナリスト協会(JVJA)会員。85年からフィリピン、88年からビルマ(ミャンマー)軍事政権下の少数民族や民主化闘争を取材。日本国内では「老い」と「戦争の記憶」のテーマで取材(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

山口透析鉄

27
市の図書館本より。東日本大震災時、私は腹膜透析がダメになってきていて尿毒症の症状で寝ていました。 当時は倦怠感ばかりで頭も身体もどうにもなりませんでしたが、入院して血液透析に移行し、徐々に災害の甚大さを理解していったことを思い出します。 元より地震だらけの日本列島で原子力発電所など無理に決まっています。中曽根康弘や正力松太郎その他、電力会社の幹部もそんなこと、理解する気もなかったのでしょう。 被災しても現地にとどまる選択をし、戦っている方々は今もいますので、こういう本は古くはならないです。2024/06/25

ERNESTO

7
 破壊された土地で弔いに専念する僧侶、餓死した牛のミイラが並ぶ牛舎に象徴される、捨てられた土地福島で生き、東電や国に抗う個人がこれでもかと迫ってくる写真集。    迷惑施設に、米軍基地と原発がある。  前者では、戦後1000人以上の民間日本人が殺され、今もレイプや殺人が続けられる。  後者では、平常時でも放射能はばら撒かれ、一旦事故を起こせば、たちまち本書のように家畜も人も捨てられる。 2013/10/12

林克也

4
山本さんが撮った人たち。言い方は失礼だがみんないい顔をしている。福島市の阿部光裕住職が、佐藤雄平知事の参考人意見聴取時の様子について「恥ずかしいというのが見終わっての率直な意見だ。これがわが故郷の首長だと思うと泣けてくる」とあったが、安倍晋三、これが我が国の首相だと思うと泣けてくる、と言い換えても全く違和感がない。朝日新聞。2011年9月19日の代々木公園の大江健三郎スピーチを経団連への忖度により改ざん。2012年7月16日のさよなら原発大集会を朝刊一面で報道しない。あそこもそんなもんなんだ、と思った。 2019/04/03

キキ@新潮部

2
原発問題って…結局は、その周辺の住民に降りかかる問題なのね…。原発を止められる力を持っているのも住民なのに、市町村の繁栄のほうが大事なんだろうな…。「日本人!目を覚ませ!」この本に、そう言われた気がした。明日は我が身だ。2016/05/04

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