内容説明
なぜ彼女たちは“成功”したのか。18~20世紀、近代化が進むなかで、「女性らしさ」を生かして自己実現を果たした女性たち。イギリス史における女性の貢献を再考し、近現代イギリス女性史に新たな視野を提供する。
目次
第1部 知に挑む(書く女たちの野望―出版という自己実現;歴史を紡いだ女性たち―一九世紀イギリスにおける歴史学と女性;医師登録制度とインドの恩恵―ヴィクトリア時代の女性医師)
第2部 生を織りなす(消費者としての女性―家具の購入における主導権とデザインへの参加、一七七〇~一八五〇年;刺繍の価値を高める―ヴィクトリア時代後期の女性たちの試み;子育て支援体制の構築をめざして―世紀転換期の母親たちのネットワーク;C・S・ピール夫人が描いた食の近代化―第一次世界大戦を中心に)
第3部 人をつなぐ(教区のアイドルから教区の女王へ―英国国教会牧師館の女性たち;チャーミングな黒幕―魅惑の「女主人」たち;政治運動に親しむ女性たち―女優参政権同盟の活躍)
著者等紹介
伊藤航多[イトウコウタ]
津田塾大学学芸学部専任講師
佐藤繭香[サトウマユカ]
麗澤大学外国語学部助教
菅靖子[スガヤスコ]
津田塾大学学芸学部准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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