闘うヴィクトリア朝女性作家たち―エリオット、マーティノー、オリファント

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闘うヴィクトリア朝女性作家たち―エリオット、マーティノー、オリファント

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  • サイズ B6判/ページ数 275,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784779118159
  • NDC分類 930.28
  • Cコード C0098

内容説明

1960~70年代のフェミニズム批評により、ヴィクトリア朝の女性作家の評価は激変した。多くの女性作家が「発掘」され、「再評価」されるなかで、家父長制社会が求める「理想の女性像」と「作家であること」との対立から生じる葛藤や苦悩を女性作家たちが共有していたことが明らかになった。ヴィクトリア朝で最も成功した女性作家エリオット。エリオットを評価しつつも、その道徳的逸脱を厳しく非難するマーティノー。理解あるパートナーに恵まれたエリオットに嫉妬と羨望の念を抱くオリファント。これら3人の女性作家の作品を論じることにより、男性中心主義社会への抵抗と従属の経緯、そして彼女たちの闘いの成果を明らかにする。

目次

1 ジョージ・エリオット(『フロス河の水車場』におけるマギー、語り手、ジョージ・エリオット;ポリフォニーとしての『ミドルマーチ』―諷刺家メアリ・ガースの役割と意味;『ダニエル・デロンダ』の矛盾―ユダヤ人の紳士デロンダの限界)
2 ハリエット・マーティノー(『経済学例解』における経済学と文学の融合―『ガーヴェロッホのエラ』と『ガーヴェロッホの喜びと悲しみ』;フェミニストの社会学者が書いた小説『ディアブルック』;『時の人』におけるハイチの黒人指導者の栄枯盛衰)
3 マーガレット・オリファント(モック・ヒロイックで女を語る小説『マージョリバンクス嬢』;センセーショナル・プロットを支配する母親の物語『セイレム・チャペル』;『フィービー嬢』における当世風娘と女性の神秘的な力)

著者等紹介

松本三枝子[マツモトミエコ]
現在、愛知県立大学外国語学部英米学科教授、同大学院国際文化研究科教授。最終学歴、名古屋大学大学院文学研究科博士後期課程(英文学専攻)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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ケイ

96
エリオットの「フロス川の水車」についての30ページほどを読む。ジェンダーで分析するとトムの立場は確かに悪くなってしまう。当時の女性が置かれていた立場も鑑みて、マギーの行動に何を描いているのか、複数の意見が紹介されているのが興味深い。スティーブと流されるところを「駆け落ち」とするのは若干違和感を持つ。彼自身もなにかの力に支配されているかのようであり、聖Oggの伝説の意味や流される表彰としてのオフィーリアにも注目したい。流されてからの2人の今後に対する判断の違いを考えると何かが見えてくる気がする。2022/08/29

Mana

1
ジョージ・エリオット、ハリエット・マーティノー、マーガレット・オリファントの作品からそれぞれの思想を読み解いている。文章が固くてちょっと読みにくい。紹介されている作品のストーリーをきちんと知らないからスラスラ頭に入ってこなかった。マーティノーやオリファントの作品は今ではほとんど読まれていないらしいけど読んでみたい。2013/07/22

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