生命の火花―ドイツ強制収容所の勇者たち

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ A5判/ページ数 342p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784779118081
  • NDC分類 943
  • Cコード C0097

内容説明

1945年春のドイツ、メルラン強制収容所…戦争の帰趨情勢から一切遮断された状態で、毎日毎日、アルファベット順、あるいは抜き打ちで殺されていく囚人たち。おびただしい死体の量にあわてふためくナチス親衛隊たち。しかし、強制収容所では、反ナチスへの地下抵抗組織と勇気ある囚人たちが、生命の火花をともしていた。一方、敗戦濃厚のドイツの親衛隊たちは、戦後の我が身の安全を心配して保身に走るあわてぶりを見せる。極限状態におかれた人間の姿とは…。

著者等紹介

レマルク,エーリッヒ・マリア[レマルク,エーリッヒマリア][Remarque,Erich Maria]
1898年6月22日、ドイツ北部の田園都市オスナブリュックに生まれる。ギムナジウムの学生のとき、第一次世界大戦で徴兵されて西部戦線に出征。全身に5ヵ所の負傷を受けたまま帰還する。戦後ドイツで小学校教師、失業、セールスマン、スポーツ新聞記者を経て、業界雑誌の編集者におさまる。1929年に発表した『西部戦線異状なし』が大ベストセラーとなる。1932年にはスイスに移住。ナチスが政権を握ると、レマルクの著者は焼却・発禁処分になり、国籍を剥奪される。1939年にアメリカに亡命し、帰化する。1970年、スイスのロカルノに近いポルト・ロンコで死去

小倉正宏[オグラマサヒロ]
ドイツ文学研究者・劇作家。1946年生まれ、1970年京都大学文学部独文科卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ゆかーん

54
最初から文章が頭に言葉が入らず、読み進めるのが困難な小説となりました。訳が合わないのか、そもそも原作が難しいのか…。相性の問題となると残念ですが、久しぶりに心が折れてしまいました。これは強制収容所で生きる囚人たちの勇気ある行動を捉えた小説です。常に死と隣り合わせの極限状態の中、どうにか生きようと足掻く、人々の記録がここに収められています。ナチス親衛隊からの暴力をひたすら受け続けても、「生きる」希望を捨てなかった、彼らの底知れぬ精神力の強さに驚かされたのは事実です。でも、もう少し分かりやすければ良かった…。2018/06/18

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/5189671
  • ご注意事項

最近チェックした商品