内容説明
男性絶対優位社会にあって、“カラー・ベル”というペンネームで登場し、英文学史上に輝く金字塔を遺したシャーロットの生きざまをわかりやすく描いたガイドブック。
目次
蟇蛙
生涯家庭教師生活
カウアン・ブリッジとロウ・ヘッドでの学校生活
白昼夢ロウ・ヘッド・ジャーナル
シャーロットの友人たち
恋愛指南―シャーロットの結婚観
シャーロットの恋愛―「失われていた手紙」
結婚
『ジェーン・エア』フィーヴァーと文壇との交際
弟妹の死
シャーロット・ブロンテの死
映画になった『ジェーン・エア』
著者等紹介
中岡洋[ナカオカヒロシ]
ブロンテ文学研究家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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森
3
図書館で借りました。ブロンテ姉妹について、興味が以前からあったが、あまり時間がなく急いで斜め読みです。学生時代にブロンテ姉妹他を題材にした映画を観た覚えが有りどうも気になっている。(とても難解な映画でブロンテ姉妹等について知らないと理解できないという代物でった。)もう既にその映画はうろ覚えではあるし、いまさらではあるが、なんとなく気になって借りた。また映画のジェーンエアは数回テレビで観たことはある、今改めて思うとひどい話である。この本によりその当時の社会状況等、作者の境遇含め理解できる。2014/03/23
たくのみ
1
シャーロット・ブロンテの容姿の話からはじまって、 書簡や伝記からみえるイギリスの19世紀後半の暮らしは、 知識層とはいえ清貧で厳しい生活だったこと、 病気で家族がなくなっていく恐怖との戦いだったことがわかる。2012/08/15