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内容説明
奴隷制、宗教と女性差別、料理とお酒…。イギリス人女性が第二次対英戦争後のアメリカの姿を赤裸々に描く貴重な3年半の滞在記。当時のベストセラーの初訳。
目次
ミシシッピ川河口―ルイジアナ州バリーズ
ニューオーリンズ社会―クレオールとクアドルーン―ミシシッピ川をさかのぼる船旅
蒸気船に乗り合わせたお連れ―ミシシッピ川の風景―ワニ―メンフィス到着―ナショバズ
メンフィス出発―オハイオ川―ルイヴィル―シンシナティズ
シンシナティ―森の農場―ボレック氏
召使い―地域社会―宵のパーティズ
市場―博物館―絵画館―美術学校―絵画学校―骨相学会―ミス・ライトの講演
私的公的娯楽の欠如―教会と礼拝堂―聖職者の影響―伝道集会
学校―気候―スイカ―七月四日―嵐―豚―移動住宅―フリント氏―文学
田舎への転居―森の散歩―平等〔ほか〕
著者等紹介
トロロープ,フランセス[トロロープ,フランセス][Trollope,Frances]
イギリスの小説家・旅行作家(1779‐1863年)。独立後間もない共和国で一旗揚げようと、1827年に子供たちとアメリカに渡る。アメリカ南部ニューオーリンズから西部にかけて旅し、のちに当時フロンティアだったオハイオ州シンシナティで2年余りをすごすが、事業には失敗。ワシントン、ニューヨークなど東部やナイアガラ瀑布を広く旅して、1831年夏に帰英。経済的苦境打破がひとつの理由となり、1832年に『内側から見たアメリカ人の習俗―辛口1827~31年の共和国滞在記』を出版
杉山直人[スギヤマナオト]
1950年生まれ。現在、関西学院大学国際学部教授、博士(言語コミュニケーション文化)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。