内容説明
絶頂期に美声を失う歌姫、王様に片思いする薬屋の娘、知性と教養に欠けた未来社会、金を貯めるだけのヴァイオリン職人、朝から議論に酔いしれる大学生たち、死ぬのだけは怖かった預言者モーセ…。ジョージ・エリオットのエッセンスが凝縮した詩集。
目次
初期の韻文の試み(聖者と呼ばれて;まもなくこの幕屋を脱ぎ去らねばならないと知って―「ペテロの第二の手紙」第一章第一六節;ソネット ほか)
詩集『ジューバルの伝説』より―「ジューバルの伝説」を除いた詩(アガサ;アームガート;リーザはいかに王を愛したか ほか)
さらなる韻文の試み(ロンドンの客間で;武器だ 武器を取れ―デピングのスペインのバラッドから;光は東方より ほか)