内容説明
生涯や時代背景を綿密に照合することでヴェールをはぎ取られた作家の素顔と本質。矛盾と葛藤、圧倒的な知性と真摯さ…英文学史に燦然と輝く大作家がいま甦る。
目次
第1章 反逆者/女予言者―ジョージ・エリオットの生涯
第2章 社会構造
第3章 文学的・文化的コンテクスト
第4章 エリオットと社会・政治問題
第5章 エリオットと女性問題
第6章 エリオットと宗教
第7章 エリオットとヴィクトリア朝時代の科学
第8章 ジョージ・エリオットを再コンテクスト化する
著者等紹介
ドリン,ティム[ドリン,ティム] [Dolin,Tim]
カーティン工科大学(西オーストラリア州)の特別研究員を経て、カーティン大学教授。ヴィクトリア朝小説についての論文多数。トマス・ハーディやシャーロット・ブロンテのテクストの編集にも携わり、最近では、1880年~1950年のオーストラリアにおける大衆小説および文化の発展に関する研究にも取り組んでいる
廣野由美子[ヒロノユミコ]
1958年生まれ。1982年、京都大学文学部(独文学専攻)卒業。1991年、神戸大学大学院文化学研究科博士課程(英文学専攻)単位取得退学。学術博士。英文学、イギリス小説を専攻。1996年、第4回福原賞受賞。現在、京都大学大学院人間・環境学研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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