内容説明
どのように時代と向き合ったのか?いかに時代を取り込んだのか?フェミニズム、哲学、科学、芸術、そして文学…当時の社会や文化のありようを丁寧にたどり、『灯台へ』『ダロウェイ夫人』など実験的作品を残したイギリス・モダニズム作家の姿を浮き彫りにする。
目次
第1章 ヴァージニア・ウルフの生涯
第2章 社会のしくみ―国家とアイデンティティ
第3章 文学の状況
第4章 哲学の諸問題
第5章 社会、個人、選択
第6章 科学と医学のコンテクスト
第7章 ウルフを再コンテクスト化する
著者等紹介
ウィットワース,マイケル[ウィットワース,マイケル][Whitworth,Michael H.]
オックスフォード大学英文学科講師。マートン・コレッジ所属。ヴァージニア・ウルフ、ジョウゼフ・コンラッド、T.S.エリオットなどを中心にしたモダニズムの作家研究に携わり、とりわけその時代の社会的、文化的状況と関連させた研究を行っている。さらに文学と科学、モダニズムの諸理論、出版史などにも幅広い関心を有す
窪田憲子[クボタノリコ]
1975年、津田塾大学大学院文学研究科博士課程単位取得。現在、都留文科大学文学部英文学科、同大学院文学研究科英語英米文学専攻教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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