内容説明
ベートーヴェンの「第九」にある「すべての人々は兄弟となる」との頌詩が板東で広く受け入れられた。「バルトの楽園」で脚光を浴びた板東収容所の俘虜の音楽活動に焦点を当てたビジュアル歴史読本。
目次
膠州のドイツ租借地
丸亀の寺社内に設けられた仮俘虜収容所
板東のバラック式収容所
ベートーヴェン作品のコンサートプログラム
パウル・エンゲルとその手紙
板東における日本初演交響曲第九番
ベートーヴェン作品の入った他のコンサート・プログラム
その他のコンサート
板東の劇場と演劇
人形劇と展覧会
俘虜生活の終わり
著者等紹介
ケンプケン,ニコレ[ケンプケン,ニコレ]
ボン大学にて博士号取得(専門は、音楽学、ドイツ文学、哲学)。1995年よりベートーヴェン・ハウスボン画像資料室。2004年より博物館・特別展示担当学芸員
大沼幸雄[オオヌマユキオ]
北海道旭川市出身。東京大学法学部卒、元総合商社勤務。公益財団法人:日本郵趣協会・登録審査員。2011年7月世界切手展フィラニッポン:「ベートーヴェン―その生涯と遺産」にて「金賞」受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。