内容説明
5世紀の柱上苦行僧・聖シメオンが最期に目にしたヴィジョンとは?東アナトリアの荒野に漂着した「石の方舟」が忘却の淵から謳い上げる豊潤なカンタータ。東アナトリアに遺る夥しいキリスト教・イスラーム教の歴史建築の全貌。
目次
緒言
石の来歴(失われた足跡;楽園を離れて ほか)
遺構所在地図・遺構索引
王都アニの建築―アルメニア建築のルネサンス(失われた都市;アニ文化圏の中・後期アルメニア建築の概要 ほか)
墓廟建築にみる建築技術の伝播(中世のアナトリアにおけるイスラーム;アナトリアの墓廟建築研究の意義 ほか)
用語解説・解説図版
著者等紹介
篠野志郎[ササノシロウ]
1949年、山口県生まれ。1974年東京工業大学建築学専攻修士課程修了。現在、東京工業大学人間環境システム専攻教授。工学博士。専門は都市史・建築史。1998年より、東アナトリア地域の歴史建築の調査研究を継続中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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