内容説明
ホモエロス…男女のセックス・シーンがない「物語」の記号としての性表出とは、どのようなものだったのかを徹底分析。
目次
1 「音」(登場人物名の謎;男性性の青豆あるいは「菊の契り」 ほか)
2 「記憶」(天吾の年上のガールフレンド;村上春樹の「物語」あるいは「物語」の「自然」 ほか)
3 「耳」(「物語」作家としての村上春樹;村上春樹の「十歳」の秘密あるいは「永遠回帰」 ほか)
4 「物語」(『星の王子さま』の蛇の謎;蛇あるいは村上春樹の「物語」の構造 ほか)
著者等紹介
谷崎龍彦[タニザキタツヒコ]
1955年、三重県旧美杉村生まれ。現在、教育関係の仕事に携わりながら、村上春樹、飯島耕一、大江健三郎などを研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。