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内容説明
世界遺産都市アビラとバルセロナを舞台に、幼年時代への回想と、死へのこだわりを糸杉の影に託して描く心理劇。スペインの国民的作家としての評価を決定づけた文壇へのデビュー作。一九四八年に日本の芥川賞とも言うべきナダル賞を受賞。
著者等紹介
デリーベス,ミゲル[デリーベス,ミゲル][Delibes,Miguel]
1920年、スペインのバリャッドリッド生まれ。1947年に『糸杉の影は長い』でナダル賞を受賞。それ以後、幅広い文学活動により、ミゲル・デ・セルバンテス文学賞、スペイン文学賞などを次々と獲得して最後にはスペイン文学のノーベル賞ともいわれるセルバンテス賞を1994年に受賞。1973年には王室アカデミーの会員となる。カスティーリャ地方を舞台にした作品が多い。2010年没。享年89歳
岩根圀和[イワネクニカズ]
1945年、兵庫県生まれ。神戸市外国語大学修士課程修了。神奈川大学外国語学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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