ポルトガル史 (増補新版)

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  • サイズ B6判/ページ数 362p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784779115714
  • NDC分類 236.9
  • Cコード C0022

内容説明

日本と深いつながりのあるポルトガル。その栄光と挫折の歴史は世界史に深く刻まれている。ヨーロッパの西端から見た世界の歴史。本邦初の通史。

目次

環境
建国前のポルトガル
イスラムの半島支配とレコンキスタ
ポルトガルの建国
中世王国の確立と危機
ポルトガル海洋帝国の誕生
絶対王政の確立
大西洋帝国の建設
バロックの時代
啓蒙専制主義
自由主義の勝利
共和制の成立
サラザール体制の確立
現代のポルトガル
EU加盟とポルトガルの現状
二一世紀のポルトガル

著者等紹介

金七紀男[キンシチノリオ]
1940年、中国生まれ。東京外国語大学ポルトガル・ブラジル語学科卒。東京大学大学院西洋史学博士課程修了。ポルトガル近世史専攻。東京外国語大学名誉教授、元天理大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

夜間飛行

182
平民層がレコンキスタで力をつけ、黒死病による疲弊から海洋進出に活路を見出した。膨張する基督教世界においてポルトガルの場合は聖戦メンタリティー(或いは宗教的大義名分)が大いに関与した。それをイスラムの造船・航海術とユダヤの天文学が支えたのが何とも皮肉だ。しかし異端審問や絶対王政がブルジョワを束縛し、インド洋経済圏は行き詰まる。スペインとの同君連合は仕方なかった。スペインから自立するため英と同盟したが、王権と目先の利益優先構造から抜け出せず、ワインを輸出、毛織物を輸入…これとブラジルの金産出が工業化を妨げた。2024/12/21

ちーけん

1
昨年末、スペイン・ポルトガル旅行に行く際、スペイン史とポルトガル史の本を一冊ずつ読んでおこうと思い買いました。非常にオーソドックスな本で、過不足なくポルトガル史を学べます。じつは、あの平べったい(?)イベリア半島で、なぜポルトガルという国が独立し、その後もスペインに併合されずに済んだのかということを昔から疑問に思っていたのですが、その点、ぼんやりですが本書を読むと答えがわかります。なぜ「ぼんやり」しかわからないのか、それも本書を読むと理由がわかり、それこそがポルトガル史なんだということもわかります(笑)。2012/05/26

kozawa

1
最初の出版から10年以上たって増補、増補新と3版目。通史本として重宝する。ポルトガルもステキな国だ2010/12/02

Hiroyuki Okumura

0
植民地帝国でイギリスの経済的影響下にあったのか2016/03/27

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