内容説明
日本人外科医がパレスチナ、ガザ地区で救命医療活動に!続々と運び込まれる外傷・銃創患者。果たして彼の技術はここでも通用するのか!?資材が不足する中、パレスチナ人医師の奮闘、人々の暮らしの空気も伝える。政治的先入観まったくなしの、「じっさいのところ」体験の記録。
目次
はじめに 命は平等にはなっていない
第1章 再びのパレスチナ、「戦傷外科」へ
第2章 紛争激化、ERも激務
第3章 ほんとうに有効な援助とは何か
第4章 三〇〇万の人々が、自由を奪われている
あとがき その後のパレスチナ
著者等紹介
指山浩志[サシヤマヒロシ]
千葉県出身。東京大学農学部卒、千葉大学医学部卒。医師、獣医師、医学博士。消化器外科、肛門科、消化器内視鏡が専門。海外での医療活動に興味を持ち、1998年日本パレスチナ医療協会での派遣で、短期のパレスチナでの医療活動、1999年ドイツ、フンボルト大学で肝移植の研修。そして2001年パレスチナでの二回目の医療活動を施行し、2002年にはバングラディシュで医療活動を施行した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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