出版社内容情報
●内容紹介(版元ドットコムより)
米国史上最大の戦死者をだした南北戦争。南部人も北部人も、いかに死を迎えるべきか、戦争の現実を直視することを余儀なくされ、同時に国家と文化を再定義することになった。死への対処は米国人の基本的な仕事となった。
●目次(版元ドットコムより)
日本語版序文
序
第一章 死ぬこと――「己の命を捧げる」
第二章 殺すこと――「よりつらい勇気」
第三章 埋葬すること――「死者をケアする新たな経験」
第四章 名前をつけること――「無名という意味ある言葉」
第五章 実感すること――民間人の喪の務め
第六章 信じることと疑うこと――「この大量殺戮にはどのような意味があるのか?」
第七章 説明すること――「死者に対するわれわれの責任」
第八章 数を数えること――「何人? 何人?」
エピローグ――生き残ること
注
訳者あとがき
索引
内容説明
南北戦争は米国人にとてつもない仕事を与えた。それは、国家救済か分離か、奴隷制廃止か存続か、戦争に勝利するか否か、といった南北戦争世代の欲求とこれまで考えてきたこととは大きく異なるものだった。「いかに死を迎えるべきか」。これまで考えてきた概念を覆す戦争の現実を直視することを余儀なくされたのだ。そして同時に「国家」と「文化」を再定義することにもなった。「死への対処」は南北戦争を生きた米国人の基本的で必要な仕事であった。
目次
第1章 死ぬこと―「己の命を捧げる」
第2章 殺すこと―「よりつらい勇気」
第3章 埋葬すること―「死者をケアする新たな経験」
第4章 名前をつけること―「無名という意味ある言葉」
第5章 実感すること―民間人の喪の務め
第6章 信じることと疑うこと―「この大量殺戮にはどのような意味があるのか?」
第7章 説明すること―「死者に対するわれわれの責任」
第8章 数を数えること―「何人?何人?」
エピローグ 生き残ること
著者等紹介
ファウスト,ドルー・ギルピン[ファウスト,ドルーギルピン][Faust,Drew Gilpin]
1947年ニューヨークに生まれ、南部ヴァージニア州で育つ。歴史学者。ハーバード大学第28代学長。1968年、ブリンマー大学卒業。1975年、ペンシルベニア大学でPh.D.取得。同年、ペンシルベニア大学助教授となる。その後も研究と教育を重ね教授に昇進。南北戦争期を中心としたアメリカ南部史の専門家として、また南北戦争期における女性の役割の変化について新たな見解を展開。2001年、ラドクリフ大学研究所所長就任
黒沢眞里子[クロサワマリコ]
専修大学文学部准教授。筑波大学大学院(国際関係学)修士。桜美林大学大学院(学術)博士。専門はアメリカ人の死生観と墓地の歴史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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