内容説明
中島敦「古譚」読解のために、プラトン、ボルヘス、キューブリック、ニーチェ、トマス・アクィナス、ナボコフ、アウグスティヌス、荘子、ジッド、山村暮鳥、メルヴィル、フレイザー、ベルグソン、小林秀雄、兼好、ラカン、道元、チェスタトン、孟子、カフカ、テニスン、ボードレール、ポー、ドストエフスキイ、ダーウィン、マイノング、モンテーニュ、キーツ、バークレイ、バルトリハリ、空海、ヴァレリー、キャロル、エマスン、デリダ、ルクレティウス、ジャン‐ピエール・レイノー、等、多数の“固有名”が召喚される博覧強記の世界。
目次
1 狐憑
2 木乃伊
3 山月記
4 文字禍
著者等紹介
諸坂成利[モロサカシゲトシ]
1958年、東京生まれ。早稲田大学大学院文学研究科英文学専攻博士課程修了。主な著作物に、『虎の書跡―中島敦とボルヘス、あるいは換喩文学論』(水声社、2004年、日本比較文学会第九回学会賞、および国際文化表現学会第一回学会賞受賞)等がある。現在、日本大学法学部教授、日本比較文学会常任理事、および同学会事務局長、日本ギャスケル協会事務局長、国際文化表現学会理事、日本ホイットマン協会幹事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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okimine_yuiki
1
久しぶりに「この人頭大丈夫か?」と思った本。警察と探偵とか換喩がキーフレーズらしいが、ようするにここ四半世紀でよく言われるようになった思考方法の事か。ただ私が聞いたのは「家に居ながらにして古い資料にアクセスし放題、知識を詰め込むだけならAIの機械学習に任せればいい時代にどう対処するか」の方法論であって、特殊能力の自慢大会じゃなかったが。中島敦ファンの一部しか持ってない能力なんかレア過ぎて実務の役に立たんわ。それはともかくボルヘス作品の名詞が無い惑星ってそれSFでは?中島敦とどう比較文学してどう探偵しろと?2024/05/04
gkmond
0
謎の電波文としか思えなかった。面白い指摘もあったけど、わかる言葉で書かれているとは思えなかった。2014/06/10
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