内容説明
南北戦争終結から30年、大作家に、大富豪に、大発明家が次々と誕生した…バブルを生きた巨人たちの歴史物語。
目次
序章 異様な熱気に支配された時代
第1章 金メッキ時代前奏曲
第2章 グラント将軍とトウェインの金メッキ時代
第3章 時代のヒーロー
第4章 泥棒貴族列伝
第5章 発明戦国時代
終章 若きアメリカの終焉
著者等紹介
飯塚英一[イイズカエイイチ]
1949年、東京都江戸川区に生まれる。法政大学大学院博士課程単位取得満期退学(英文学専攻)。1974‐75、80年、イギリス留学(イギリス近代小説を学ぶ)。1986年から彩流社の「マーク・トウェインコレクション」翻訳プロジェクトに参加。現在、帝京大学教授。宇都宮市在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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みくろん
1
大学の課題の為に使用 エジソンやカーネギー、ロックフェラーなどについて割と詳しく書いてある本。アメリカの巨大になっていく過程がどのようなものであったか伺える作品2014/01/30
YM
1
おもしろく読めました。100年以上昔のアメリカの雰囲気を感じられます。戦後の日本の様子もこのようだったのだなあと思われます。アメリカはすでにこのころから金融の国であったことがわかります。新しい技術をお金にしていったのがよくわかりました。稼いだだけではなく、たくさん寄付して還元していることにも関心しました。ロックフェラー最高!?2010/01/29
たね
0
ありそうでない、金ぴか時代を概観する本。著者がトウェイン研究を行っているからか、全体を通してトウェインが顔を出す。まぁこの時代の文学だけでなく、実業家としての顔があり社交的だったということか。若い国が成熟する直前期の混沌とした様子を感じ取れた。2021/08/16
う みの
0
日本では金ぴか時代に関するまとまった資料がないので大変助かった。登場する当時の有名人たちが、それぞれの事業に熱中し、のめり込んでいく様や、人々が投機熱や発明ブームに踊らされる様を振り返ってみると、たしかに当時のアメリカは「若かったのだ」も実感できる。2019/07/05
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