内容説明
『ブレイブハート』『エリザベス:ゴールデン・エイジ』『クィーン』アーサー王、ヘンリー二世からエリザベス二世まで王室を題材にした映画22本を通して、イギリスの歴史や文化を紹介。映画でたどるイギリス王室の歴史。
目次
彼らは海を越えてやってきた
第1部 王権への道(王と国王は一体―『エクスカリバー』(一九八一)
男の友情―『ベケット』(一九六四) ほか)
第2部 王権確立期(六人の妃を持った王―『ヘンリー八世の私生活』(一九三三)
神のしもべトマス・モア―『わが命つきるとも』(一九六六) ほか)
第3部 近代国家への道のりと今日の王室(アメリカを失ったジョージ三世―『英国万歳!』(一九九四)
ファッションを変えた男―『ボー・ブランメル』(一九五四) ほか)
著者等紹介
宮北惠子[ミヤキタケイコ]
同志社大学英文学科卒、同博士前期課程修了。現在、名城大学理工学部教授
平林美都子[ヒラバヤシミトコ]
名古屋大学英文学科卒。同秦士後期課程修了。現在、愛知淑徳大学文学部教授。博士(文学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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きりぱい
7
映画を通して読むことで込み入った王室史も親しみやすい。まずは王なかりし頃からヘイスティングの戦いまでをさらっと。映画は『エクスカリバー』から『クイーン』まで22本。観たのはブレイブハートと、ケイト・ブランシェットの2作ぐらいで、ポピュラーでない?作品が多かったのだけど、トマス・モアやボー・ブランメルが主役の映画なんてあったのだなあ、などと色々感心しながら、脚色された映画を踏まえて展開する史実や未見のエピソード、図版に、好奇心も満足する程良い読みやすさ。2011/08/15
viola
7
こういうの好きです♪イギリスの歴史が好き。イギリスの王室が好き。イギリス古典文学が好き。映画が好き。そんな方には良いのではないでしょうか。コラムも充実していて、軽く読めるのに専門的。知らなかったことが沢山出てきて、思わずへぇー!ともらしてしまいます。ただ、掲載されている映画でDVD化していないものも多かったり、DVD化していてもレンタルになかったり、購入するかTVでやるなりしてくれない限り観られないものがあるのが哀しい。観られないものこそ観たくなる・・・。2011/06/26
nizimasu
3
まず前提としては、ある程度英国史がわかっている人向けかな。そこから唐突にそれぞれの時代をテーマにした映画の紹介。そこに細かい歴史との差異を書くということよりもあくまで忠実にストーリーと歴史を対照させる点が面白かったりします。やっぱりここでも、ヘンリー8世からアンプーリン、エリザベスの時代がドラマチックで映画になりやすいのだなあと実感するばかり。でも今のエリザベス2世に至るヴィクトリア女王からの変遷もまた興味深いなと思ったり。やっぱりイギリスは面白いな2013/12/15
timeturner
0
トリヴィア的ではあるけれど、映画好き、英国好きには楽しい。2012/06/08
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- 和書
- 中華民族の多元一体構造