内容説明
炭鉱労働―忘れられつつある労働者の営みを活写。過酷ながらも生きるよろこびに通じる労働体験に基づいた、正確で、生き生きした描写は労働小説としてだけでなく、時代の記録としても貴重な資料となりうる。短篇11篇を収録。
著者等紹介
畑中康雄[ハタナカヤスオ]
1928年樺太に生まれる。高小卒業後樺太の炭鉱で働き、敗戦により引き揚げる。1951年北海道三井芦別炭鉱に就職、1962年まで坑内夫として働く。1962年上京。22年間自動車のエンジン工場で労働者として働く。炭鉱時代より労働運動に携わる。年刊誌『労働者』(2009年で38号)発行人。国分寺市在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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