出版社内容情報
なぜ、これまで「映画の女性」を女性が論じることがなかったのか? 戦後ブームを巻き起こした「大映母ものシリーズ」の主演女優・三益愛子を通して論じる初の本格的「映画の母性論」。スチール写真多数!
序 章
1 もうひとりの母、それが「映画のお母さん」
2 ヴァーチャルマザーと母もの女優
3 母性認識のディレンマ
第1章 母ものシリーズの特性
4 大映の母もの
5 母もののナラティヴ(主に松竹・大映映画)
6 母ものの娯楽性
7 母娘のジュイサーンス
8 抑制型ジュイサーンスと映像戦略
9 子守唄のドラマツルギィ
10 母ものシリーズ の成立
第2章
内容説明
なぜ「映画の女性」を女性が論じることがなかったのか?「ラマーズ法」という夫婦協力の出産法を日本に導入、母性を支援してきた著者が、母性イデオロギーの源泉を、大映映画の「母ものシリーズ」とアメリカ映画に探索し、映像パワーを検証する初の本格的な映画の母性論。
目次
序章
第1章 母ものシリーズの特性
第2章 母親イコンのヴァラエティ
第3章 母もの映画の受容
第4章 主演女優の実像
第5章 実像と虚像の交差
第6章 ハリウッドの母親イメージ
第7章 日本の母の転身からフィナーレへ
終章
著者等紹介
水口紀勢子[ミナグチキセコ]
帝京大学教授、芸術学博士。津田塾大卒業後、マウントホリョク・カレツジ大学院を経てニューヨーク州立大英文科にてMA取得。英米文学・英語教育・映画学・出産教育の学会発表・論文・講演の他に以下の著書と翻訳書がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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