出版社内容情報
●内容紹介(版元ドットコムより)
多数のユダヤ人を救った杉原千畝大使は有名だが、戦前の日・ポ関係は、日露戦争、第一次、第二次世界大戦と続く“戦争と革命”の時代、政治的な交流が強かった。知られざる日本外交の側面を描く好著。国交樹立90周年記念出版。
内容説明
知られざる日・ポ関係と中欧における日本外交の側面を描く。
目次
第1章 日露戦争以前の日本とポーランド(ポーランドにおける「日本」;日本における最初のポーランド情報 ほか)
第2章 日露戦争(日露戦争前夜の日本とポーランドの状況;日露戦争中のポーランド人政治指導者と日本人の接触 ほか)
第3章 1920年代(日本によるポーランド独立の承認;シベリア出兵へのポーランド人の参加 ほか)
第4章 1930年代(後継の駐在外交官たち;満州事変および満州国建国に対するポーランドの対応 ほか)
第5章 第二次世界大戦中の諜報活動における協力(カウナス―杉原千畝とポーランド諜報機関;「日本便」 ほか)
著者等紹介
パワシュ=ルトコフスカ,エヴァ[パワシュルトコフスカ,エヴァ][Palasz‐Rutkowska,Ewa]
ポーランド・ワルシャワ生まれ。1987年、ワルシャワ大学大学院修了(人文学博士)。1999年、大学教授資格取得。1983‐85、1990‐91、1996年、東京大学留学。1993年、立教大学留学。2001年、東京大学客員教授。現在、ワルシャワ大学教授。専攻は日本文化・近代史、ポーランド・日本関係史
ロメル,アンジェイ・タデウシュ[ロメル,アンジェイタデウシュ][Romer,Andrzej Tadeusz]
リトアニア生まれのポーランド人。ミシガン大学卒業。1951‐1986年、アメリカおよびベルギーで鉄鋼会社に勤務、ポーランドの「鉄鋼王」として知られるタデウシュ・センジミル(1894‐1989)とも長年、懇意の関係にあった。商用でしばしば世界各地を回り、出張先の一つとして来日。定年退職後は在外ポーランド人のコレクション収集に従事、絵画展などの開催にあたる。2006年、ポーランド・リトアニアの友好関係への尽力に対して、リトアニア共和国大統領より「リトアニア大公ゲディミナス勲章」を授与された
柴理子[シバリコ]
山形県生まれ。1991年3月、津田塾大学大学院国際関係学研究科単位取得満期退学。1987‐89年、ワルシャワ大学歴史研究所留学。現在、東京情報大学総合情報学部教員。専攻はポーランド近現代史、日本・ポーランド関係史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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メルセ・ひすい
miyake927