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内容説明
一八五〇年代、旧来の「沼地」がもっていたネガティブなイメージは、知的なアメリカ人の心のなかで克服されたのだった。沼地の現象学。19世紀アメリカ文学・絵画に見るゴシック文化。
目次
第1部 変化の母体(ディズマル・スワンプの湖―ポート・クレヨンの内なる旅路;とらえどころのないエデン―ヴィクトリア朝時代中期の沼地への反応;ヴィクトリア朝時代中期の文化的価値観と「超」道徳的風景―ウィリアム・ギルモア・シムズとハリエット・ビーチャー・ストウの沼地のイメージ)
第2部 崩壊の現象学(熱帯地方のフレデリック・チャーチ;ジャングルへの侵入;ビジョンの喪失―文化的遺産;ビジョンの喪失―イメージの挑戦;感染と想像力―沼地と大気のアナロジー)
第3部 死と再生の循環(没入と再生―エマソンとソロー;荒れ地との一体感―マーチン・J・ヒードとフレデリック・G・タッカーマン;宗教、科学、自然―シドニー・ラニエとラフカディオ・ハーン;キャサリン・アン・ポーターのジャングルとモダニストの作風)
付録 デイヴィッド・ワゴナー「湿地を歩く」
著者等紹介
ミラー,デイヴィッド・C.[ミラー,デイヴィッドC.][Miller,David C.]
アルゲニー大学教授。1974年スタンフォード大学卒業。1982年ブラウン大学大学院博士課程修了
黒沢眞里子[クロサワマリコ]
専修大学文学部准教授。筑波大学大学院修士課程修了。桜美林大学大学院博士課程修了。学術博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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