王妃ラクシュミー―大英帝国と戦ったインドのジャンヌ・ダルク

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  • サイズ A5判/ページ数 411p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784779113604
  • NDC分類 933
  • Cコード C0023

出版社内容情報

19世紀半ばのインド――
大英帝国の植民地支配に反旗を翻したひとりの王妃がいた。
英国軍司令官は彼女をジャンヌ・ダルクにたとえ、「もっとも勇猛に戦った戦士」と褒め称えた。
インドの独立運動に大きな影響を与えた王妃ラクシュミーを描く歴史物語。

はじめに――物語の背景

プロローグ
第1章 チャビリー
第2章 お転婆マヌ
第3章 縁談
第4章 結婚式
第5章 騎馬隊の結成
第6章 ジャンシー城
第7章 ヴァラナシー巡礼(1)
第8章 ヴァラナシー巡礼(2)
第9章 王子の誕生
第10章 国王逝く
第11章 王国没収
第12章 金髪のエリス
第13章 ラング弁護士
第14章 ハミルトン特使
第15章 牛の屠殺解禁
第16章 山賊サガール・シン
第17章 モチ・バイの冒険
第18章 不穏な動き
第19章 スケーンの危機
第20章 セポイの反乱
第21章 オルチャの侵攻
第22章 ローズ将軍の作戦
第23章 王妃の決断
第24章 ジャンシー攻防戦
第25章 月夜の脱出
第26章 総攻撃
第27章 作戦会議
第28章 クーンチの戦い
第29章 カルピー城
第30章 退却と転進
第31章 グヮリオール城
第32章 ヒンドスタンの明日の空へ
エピローグ

日本の読者の皆さんへ
訳者あとがき
王妃ラクシュミー関連年表

《地図》一八五七年当時のインド/現在のインド
《主な用語解説》/《主な登場人物》

■物語の背景

19世紀半ばのインド――英国は東インド会社と総督府を通じて植民地支配を強化し、インドの直接統治を進めていた。
マラーター王国の高官の娘として生まれたラクシュミーは、インド北部ジャンシー王国のマハラジャと結婚し、王宮内に女性騎馬隊を組織して、政治手腕を発揮していた。夫の死後は幼い養子の摂政として国民の信望を集めていたが、マハラジャ不在のジャンシー王国を接収しようとする英国の圧力に次第に追いつめられていく。
そして1857年、インド北部で起きた「インド大反乱(セポイの乱)」の波に、王妃ラクシュミーも巻き込まれていく……。

■王妃ラクシュミー(1834?-58)

養子の幼子を背負って戦う姿として伝説化され、絵画や銅像、民謡が多く残されている。
現在でも、民族独立の「英雄」としてインドの人々に敬われ、物語が語り継がれている。インドでは映画化の動きもある。
「インド大反乱」を鎮圧した英国軍司令官ローズ将軍は、ラクシュミーをジャンヌ・ダルクにたとえ、「有能な戦略家であり、もっとも勇敢に戦った戦士」として褒め称えた。
1943年、チャンドラ・ボースはシンガポールで発足させたインド国民軍の婦人部隊に、「ジャンシーの王妃連隊」と名付けた。
インドの初代首相ネルーも著書で、ラクシュミーを讃えている。

内容説明

19世紀半ばのインド―英国は東インド会社と総督府を通じて植民地支配を強化し、インドの直接統治を進めていた。マラーター王国の高官の娘として生まれたラクシュミーは、インド北部ジャンシー王国のマハラジャと結婚し、王宮内に女性騎馬隊を組織して、政治手腕を発揮していた。夫の死後は幼い養子の摂政として国民の信望を集めていたが、マハラジャ不在のジャンシー王国を接収しようとする英国の圧力に次第に追いつめられていく。そして1857年、インド北部で起きた「インド大反乱(セポイの乱)」の波に、王妃ラクシュミーも巻き込まれていく…。

目次

チャビリー
お転婆マヌ
縁談
結婚式
騎馬隊の結成
ジャンシー城
ヴァラナシー巡礼
王子の誕生
国王逝く
王国没収〔ほか〕

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Mana

2
インド大反乱で戦ったインドの王妃。これも映画「マニカルニカ」を見て知った。これは小説風の仕立てだけど、著者は他に純粋なノンフィクションも書いているとのことなのでそれも読んでみたかったけど翻訳されてなくて残念。2020/08/27

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